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アルゴリズム論研究室

対象学年
3・4年次
担当教員名
山本 真基 准教授
Masaki Yamamoto
学びのキーワード
  • アルゴリズムの設計と解析

研究の内容

当研究室では、アルゴリズムの設計と解析を行っています。アルゴリズムとは、問題を解くための機械的手順のことです。問題とは、例えば、足し算や掛け算といった四則演算を始め、素数判定問題(primality test problem)、整列問題(sorting problem)、最短経路問題(shortest path problem)、巡回セールスマン問題(traveling salesman problem)といったように、コンピュータで解くことのできる問題のことです。アルゴリズムの良し悪しで、問題を解く「効率」に大きな差が生じてきます。どのようにアルゴリズムを設計したら効率がよくなるか、アルゴリズムの設計及び解析を行っています。

研究の進め方

「卒研の指導方針」
まず、卒研の指導全体に渡り学生の「主体性」を重んじる。その目的のため、研究テーマは各自で独自に選定することを前提とする。研究において、テーマは与えられるものではなく自分で見つけるものである。

研究はテーマを探すことからスタートする。テーマを与えられることで研究が始まれば、研究を主体的に進めることは難しい。与えられること自体が「主体的」に反する。あくまで、研究の主導権は「学生本人」が握る。

そうはいうものの、研究というものは学生にとって初めてのことであるため、よく分からないことが多々ある。よって、テーマを選定する中で、教員へ色々と助言を求める必要がある。学生自らが相談に行くのも主体性の一つである。更に、研究テーマが決まったとしても、研究の途中で生じる、問題発見及びその解決は、基本的には学生本人に委ねられる。教員はその過程で助言を与えるに過ぎない。あくまで、教員の役割は「補佐」である。

社会との関わり

当研究室に配属した場合、各学生はそれぞれのテーマを持って研究を行います。(それゆえ、各々で研究内容も異なり、習得する知識なども異なってきます。)それぞれの研究テーマに習熟することも大切ですが、当研究室では、以下の能力の向上に重点を置いた教育をしています。
・問題発見及び問題解決能力
・論理的思考力
・読解力及び記述力
・対話能力
・プレゼンテーション能力
以上で挙げた能力を向上させる教育をすることを、当研究室のミッションとしています。それらが社会生活を円滑に送るために必要な能力であり、それと同時に、一般企業にとっての戦力及び戦力の源であると考えています。

ゼミ・研究室の魅力

  • 論理的な思考力が鍛えられ、かつ、プレゼンテーション能力が身につく

卒業論文のテーマ

  • 階数2の双行列ゲームのナッシュ均衡探索問題の解空間の特性について
  • Partial Team Swap を適用した Kirkman スケジュールの特性について
  • 単色三角形を複数持つグラフの最小頂点数
  • MCMC法による整数分割数の近似解法
  • 深層学習による競馬予測,Jリーグ順位予測

教員のプロフィール

山本 真基 准教授

Masaki Yamamoto

成蹊大学理工学部

研究分野
アルゴリズムの設計と解析
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