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アルゴリズム応用研究室

対象学年
3・4年次
担当教員名
清見 礼 教授
Masashi Kiyomi
学びのキーワード
  • アルゴリズム
  • グラフ
  • ビッグデータ

研究の内容

計算の仕方をほんの少し工夫すると、計算速度が何百倍も速くなったり、使うメモリの量が大幅に減らせるということがよくあります。当研究室ではアルゴリズムを工夫することで、今まで実現することが不可能と思われていたことを可能にすることに挑戦します。とくに、グラフと呼ばれる構造に関する研究を多く行っていますが、近年ではそれにとどまらず、ビッグデータをいかに少ないメモリで効率的に扱うかという研究も行っています。人とは違う問題の解き方を考えてみたいという学生さんを歓迎いたします。

研究の進め方

3年生の後期に配属されたらしばらくはテーマ探しをします。テーマは各人が面白いと思うものを見つけてもらいます。週1回の全員参加のゼミでこちらからも興味を持ってもらえそうな話題を振りますし、学生さんにも積極的に話し合いに参加してもらい、面白いと思えるものを徐々にしぼっていくイメージです。テーマが大体見えてきたら、研究自体は各人ごとに進め、ゼミで進捗を発表してもらいます。対外的な発表をしたいという人は学会や研究会で発表することもできます。

未来の研究室生へ

高校生までの勉強では、どのようなやり方をしても正解を答えれることができればそれでよい、という考えを持っていた人が多いのではないでしょうか。アルゴリズムの研究とは、端的に言ってしまえば、それぞれの解法に優劣をつけ、よりよい解法を探求することであるといえます。同じ正解にいたる解法でも、たとえば計算時間に差がある、とか計算をするにあたりどこかに書き留めて置かなければならない途中式の数に差があるとか、色々な差があります。そこで、正解が得られればよいという考えから、いかにしてより効率的に正解を得るかというように考え方を変え、よりよい解法を研究することになります。どうしたら既存の方法より効率的に同じ計算ができるのか、考えるのはとても楽しいですよ。

ゼミ・研究室の魅力

  • ⽂献を読み解く力が身につく
  • プレゼンテーション⼒が⾝につく
  • 学外の人と交流ができる
  • 他のゼミ・研究室⽣との交流がある
  • 語学力が身につく
  • 論理的な思考力が鍛えられる

卒業論文のテーマ

  • グラフアルゴリズムの高速化の研究
  • 問題の困難性の研究
  • 数理的なパズルの解法に関する研究
  • 既存のアルゴリズムを省メモリ化する研究
  • 身の回りの問題をアルゴリズムを用いることで解決するための研究

教員のプロフィール

清見 礼 教授

Masashi Kiyomi

株式会社日立製作所システム開発研究所
北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科 助教
横浜市立大学国際総合科学群 准教授 を経て
2021年4月より 成蹊大学理工学部 教授

研究分野
アルゴリズム全般
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