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情報通信ネットワーク研究室
- 対象学年
- 3・4年次
- 担当教員名
- 鎌村 星平
- Shohei Kamamura
- 学びのキーワード
-
- インターネット技術
- 情報通信
- ネットワーク
研究の内容
YouTubeに代表される動画配信やリアルタイム性を要求するオンラインゲームの普及に加え、昨今のリモートワークの爆発的な増加、さらに様々なモノがつながる新たなIoTサービスの出現を見据えると、通信ネットワークに流れる情報は動的に変化し、その振る舞いが益々複雑化することが予想されます。本研究室では情報の流れである通信トラヒックを始めとする様々なネットワーク情報を可視化・分析し、その結果に基づいて通信ネットワークを最適化する研究を進めています。
研究の進め方
まず3年後期から情報通信ネットワーク技術に関する輪講やプロジェクト実験を行い、ネットワーク分野の基礎知識やスキルを高めていきます。4年生へ進級後は、まずは研究室の全体ゼミ等を通し、研究テーマの絞り込みと関連研究調査を行います。そして7月末頃に実施予定の中間発表に向けて研究テーマと解決したい課題、及び課題解決のアプローチを明確化していきます。全体ゼミとは別におおよそ隔週のペースで教員と1on1で研究内容に関するディスカッションを行いますので、「1ヶ月何も進まなかった!」「何をしたらいいか分からない!」なんてことにはなりませんので、ご安心ください。中間発表後は卒論に向けて皆さんが考えたアイデアの具体化と実装を行っていき、卒業論文を執筆していくことになります。研究室のモットーはFun to Studyです。研究はもちろんですが、それに限らず日々の研究室生活や様々なコミュニケーションを通じて学生同士仲良くし、楽しい研究室生活となることを心がけています。
社会との関わり
インターネットをはじめとする情報通信ネットワーク技術は私たちの生活を豊かにするだけでなく、重要な社会インフラとしてあらゆる業界で活用されています。この情報通信ネットワークの仕組みを理解し、そしてより快適に利用するための方法を研究することで、情報通信ネットワークや関連するコンピューティング技術についての高い専門性を習得して頂きます。また、指導教員はNTT研究所での実用化開発経験がありますので、研究室に配属された皆さんにはより実践的なシステム開発力や、エンジニアとしてのコミュニケーション力を習得して頂き、今後のICT産業界の第一線で活躍して頂くことをねらいとしております。
ゼミ・研究室の魅力
- ⽂献を読み解く力が身につく
- プレゼンテーション⼒が⾝につく
- 論理的な思考力が鍛えられる
卒業論文のテーマ
2021年9月にできたばかりの研究室で本格始動はこれからですが、以下のようなテーマを想定しております。
- 通信トラヒックデータ分析による異常検知に関する研究
- ネットワークとアプリケーション連携によるサービス高度化の研究
- エッジコンピューティングによる情報通信の品質向上
- ネットワーク最適化によるオンライン授業や在宅勤務の体感品質向上
- インターネットの高信頼化・大容量化に関する研究
教員のプロフィール
鎌村 星平
Shohei Kamamura
学生時代から情報通信の研究を行い、その後約15年間NTT研究所で情報通信ネットワークの研究開発を行った後に、成蹊大学理工学部に着任しました。人生の大切なことはTCP/IPから学びました。
- 研究分野
- 情報通信ネットワークの最適化、情報通信ネットワークに関するデータマイニング、情報通信セキュリティへの応用