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コンピュータシステム研究室
─ 道具としてのコンピュータの未来 ─

- 対象学年
- 3・4年次
- 担当教員名
- 岡本 秀輔
- Shusuke Okamoto
- 学びのキーワード
-
- Web技術
- サーバ技術
- ソフトウエア開発
- 情報発信
- > Webサイト
研究の内容
コンピュータシステム研究室では、学生が自ら提案した自分だけのテーマで、IT技術とソフトウエアに関する卒業研究に取り組みます。IT技術は日々進歩し、Web, ケータイ, 音楽アプリ, SNSなど、様々なところで使われます。また、昨今では、ロボット、ボードコンピュータ、センサー、IoT家電などのプログラムで制御可能な様々なものが簡単に手に入ります。そこで学生は授業で学んだ知識を自分の興味に適用して研究を行います。「好きこそ物の上手なれ」を念頭に好奇心をエネルギーに活動しています。未来を支えるIT技術を身につけるには、個々の技術の特徴をとらえて、複数技術の組み合わせ効果を具体的にイメージできることが大切です。卒研ゼミでは、単に技術を身につけるだけでなく、目標を達成するための道具としてのソフトウエアのあり方を議論していきます。

研究の進め方
3年生でゼミに配属されると、Web技術、インターネット通信、データベース、 サーバに関するプログラム実習に取り組みます。最終的には単純な複数ユーザ同時参加型のオンラインゲームを実装します。4年生になると、各学生がそれぞれが興味ある内容について調べて卒研テーマを提案します。 それには1-2ヶ月をかけて毎週5-10分程度の発表と2-30分の質疑を行います。テーマ決めは頭を使う結構大変な作業ですが、実はこれが社会に出て一番役立つ経験になります。良いテーマが決まれば、あとはひたすらソフトウエアを作ります。これも毎週の進捗報告と完成までの計画管理で進めていきます。それぞれの発表の他に、4年生と大学院生は共通の知識となる技術の勉強会を開催して、インターネット技術や最新のソフトウエア動向などを調べて発表します。

未来の研究室生へ
絶えず新しいことに興味を示しましょう。何かのゲームに夢中になっても、そこで止まらず次の興味に進みます。IT技術はどんどん進化し、我々の生活も変わって行きます。振り回されることなく、来るべき未来で快適に過ごすには好奇心がとても大切です。そして、使い道を想定して数学と英語を勉強しましょう。プログラムを作るには論理的な思考がとても大事です。また、数式とグラフの関係をイメージできると、現実の問題を定式化する時の手がかりが早く見つかります。英語は、SNS や文献からの情報収集の手段になります。もちろん海外の人とのコミュニケーションにも必須です。試験の点数のためでなく、後で使うことを念頭に置いて参考書を読むと、内容の定着度が変わってきます。
ゼミ・研究室の魅力
- ⽂献を読み解く力が身につく
- プレゼンテーション⼒が⾝につく
- 論理的な思考力が鍛えられる
- ソフトウエアを自ら設計し構築する力が身につく
卒業論文のテーマ
- オフザボールプレーを強調したサッカー動画の生成
- 小説読解を助ける人物相関図の自動生成
- オンラインゲームにおける盛り上がりシーンの抽出
- 楽曲認識システムのための特徴検出
- リアルタイムプログラミング対戦アプリケーション
- 仮想マシン運用のためのWebアプリケーション
- ARを利用した在室確認システム
- ユーザ追尾を行うボール型ロボットの制御
教員のプロフィール

岡本 秀輔
Shusuke Okamoto
プログラム作成とコンピュータ設定が好きで、それを職業にした。並列処理やプロセッサの研究を経て、今はWeb関連の研究に取り組む。趣味は音楽。ジャンルを問わず曲を聞き、武蔵野市の小さな男声ボーカルグループでハモっている。
- 研究分野
- 情報科学全般、Web技術、プログラミング環境、負荷分散