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プラズマエネルギー
デザイン研究室

- 対象学年
- 3・4年次
- 担当教員名
- 村上 朝之
- Tomoyuki Murakami
- 学びのキーワード
-
- プラズマ
- 再生可能エネルギー
- 医療テクノロジー
- 情報発信
- > Webサイト
研究の内容
光と粒子のプラズマサイエンス ~未知の力で新しい医療科学を拓く~
星々の輝きや夜空を彩るオーロラの正体は「プラズマ」です。アニメやマンガにも登場するプラズマですが、実は固相・液相・気相につづく「物質の第四の状態」とも呼ばれています。また、宇宙のほぼ全てはプラズマ状態にあるらしいこともわかってきました。人間が創り出すプラズマにはまだ解明されていない不思議な性質がたくさんあります。この光と粒子のプラズマを、腫瘍治療・免疫活性・再生医療に役立てることを目的として、物理と生物の境界領域に新たな見識を与える研究を行います。
至近未来のエネルギーサイエンス ~Artificial Society (AS) simulationで明日を予測~
再生可能エネルギーに対する期待が高まっています。我々は、自然の力を利用して生み出した電気を上手に使えるのでしょうか。自律的に行動する何百というエージェントが生活する人口社会(Artificial Society (AS))をコンピュータシミュレーションで創り出し、世界の至近未来像を描き出すことで「もうすぐそこまで来ている未来」の街づくりに挑みます。

研究の進め方
研究テーマがバラエティーに富んでいるので、3年次生は興味を持ったものに挑戦することから始めます。半年ほどの間にだんだん得意なテーマが決まってきて、徐々に4年次の卒業研究に向けて本格的な取り組みに移ります。各メンバーが独立した研究テーマを持つので、普段の指導は一対一、あるいは数人程度のチーム単位で行います。個人の裁量で自由に研究を進めつつ、毎週2回程度の研究室セミナーでは成果や進捗状況を発表します。
独自の発想を突き詰める「深さ」と、全員で議論をする「幅広さ」のバランスが大切です。
学部4年次に国内会議で発表、修士1年次に国際会議で発表、修士2年次以降は海外での国際共同研究に参加するスケジュールが一般的です。

未来の研究室生へ
私たちは、プラズマを利用した新しい医療サイエンスのデザイン、至近未来エネルギーシステムのデザイン、という全く異なった2つのテーマを中心に研究に取り組んでいます。どれも大学の講義内容を超えるようなテーマですが、心配する事はありません。誰もがゼロからのスタートでしたが、自然と興味を持って研究を進める事が出来るようになります。研究では学生実験や講義とは違い、独自性のある未知のテーマに挑戦しています。それらは世界的にも最先端を走る研究であり、国内外から大きな期待が寄せられています。興味のある方は是非、プラズマ・エネルギーデザイン研究室へ!
ゼミ・研究室の魅力
- 学外の人と交流ができる
- 他のゼミ・研究室⽣との交流がある
- 論理的な思考力が鍛えられる
- 海外機関との国際共同研究を行える
卒業論文のテーマ
- プラズマが免疫細胞と神経細胞に与える影響のモデリング
- 大気飽和水を標的とした窒素プラズマの統合型数値モデリング
- ニューラルネットワークを用いた放電プラズマの電子エネルギー分布予測
- 太陽光発電を活用した個人間電力直接取引市場の人口社会モデリング
- 機械学習を用いたCOVID-19影響下における成蹊大学電力需要の予測
教員のプロフィール

村上 朝之
Tomoyuki Murakami
成蹊大学 理工学部 教授。英国クイーンズ大学ベルファスト客員教授。
1998年3月東京工業大学 博士(工学)。 東北大学・東京工業大学等を経て、2015年4月より成蹊大学、2017年4月より現職。
- 研究分野
- プラズマサイエンス、エネルギーサイエンス、超領域研究