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ひらのゼミ
─ 古典をおもしろく ─

対象学年
3・4年次
担当教員名
平野 多恵 教授
Tae Hirano
学びのキーワード
  • 古典文学
  • 和歌占い
  • 中世
情報発信
> Webサイト
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研究の内容

平安時代後期から室町時代までの中世文学を研究しています。「古典をおもしろく」をモットーに、イベント盛りだくさん、常に全力投球のゼミです。これまでのゼミのテーマとした作品は、説話集の『今昔物語集』『宇治拾遺物語』『沙石集』『十訓抄』、軍記物語『平家物語』、歌合『七十一番職人歌合』、御伽草子『小男の草子』『鼠草子』です。近年は陰陽師が登場する作品を多く読んでいます。年間のテーマ作品の他、江戸時代の和歌占い本『せいめい歌占』(成蹊大学蔵)の研究・実践もおこなっています。

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研究の進め方

ゼミは週に一度、3・4年生合同でおこないます。その年のテーマ作品にかんする基本的な知識や調査方法を学んだ後、自分の担当箇所について調査・分析したことを発表します。ゼミでのディスカッションをふまえ、各自が考察を深めてレポートを完成させます。後期は大学祭やゼミのウェブサイトを通じてゼミで学んだことを発信します。状況がゆるせば、古典文学の世界を体感するためのゼミ合宿や文学散歩などもおこないます。これまで京都・奈良・大阪・出雲・伊勢・平泉・鎌倉など、古典文学の舞台となった地を訪れました。

【年間の主な活動(3・4年生合同)】
4月:ゼミガイダンス、3・4年生の交流会
5月:文献読解の基礎力を養う
6月:発表とディスカッション
7月:前期レポート提出
9月:ゼミ合宿
10月:発表とディスカッション
11月:大学祭(欅祭)に出展(その年のテーマに関連した展示と和歌占い)
12月:卒業論文提出(4年生)
1月:卒業論文発表会・後期レポート提出(3年生)
2月:卒業論文のテーマ決め(3年生)

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社会との関わり

ゼミの学びを社会に発信するため、欅祭への出展やオンラインでのゼミ祭などのイベントを実施し、企業と連携してのコラボレーションプロジェクトをおこなっています。これらはすべてゼミの学びをひらくプロジェクトとして運営され、ゼミ生一人ひとりが企画・運営に携わります。ゼミ生が協働してプロジェクトを遂行するなかで、理解力・思考力・表現力・問題解決力・コミュニケーション力等、社会を生き抜くための力がおのずと養われます。
ゼミでウェブサイトやSNSを運営しており、年間を通して自分たちの活動を社会に役立ててもらえるよう、さまざまな発信をしています。活動の詳細はウェブでご覧ください。
成蹊大学ひらのゼミ

ゼミ・研究室の魅力

  • フィールドワークができる
  • ⽂献を読み解く力が身につく
  • プレゼンテーション⼒が⾝につく
  • 学外の人と交流ができる
  • 論理的な思考力が鍛えられる
  • 研修旅行やゼミ合宿がある
  • 和歌占いができるようになる
  • 占いの実践を通してコミュニケーション力が身につく

卒業論文のテーマ

  • 中世文学における物怪ー『平家物語』巻五「物怪之沙汰」の鼠の意味するものー
  • 『古今著聞集』管弦歌舞篇ー秘曲伝授譚」をめぐってー
  • 『今昔物語集』巻二十四第十三話「慈岳川人被追地神語」における地神
  • 神詠の研究―『玉葉和歌集』神祇部巻頭十九首の配列ー
  • 「玉藻前物語」研究ー那須殺生石をめぐって
  • 軍記物語における馬ー『平家物語』を中心にー
  • 『徒然草』論

教員のプロフィール

平野 多恵 教授

Tae Hirano

著書に『明恵 和歌と仏教の相克』『おみくじのヒミツ』『おみくじの歌』『歌占カード 猫づくし』、共編著に『大学生のための文学レッスン 古典編』『秋篠月清集/明恵上人歌集』『明恵上人夢記訳注』『国語をめぐる冒険』等。

研究分野
中世文学、神仏をめぐる古典文学、おみくじの文化史、アクティブラーニング型授業の実践研究

「文学研究」とは「人間研究」
自分の言葉で誇りを持って語ろう

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