まちづくり、地域活性化に必要な
説得力のあるアイディアのつくり方

[経営学部 総合経営学科|4年生]

2024.07.01

所属するゼミ
野際大介先生のゼミ
「経営を科学する-マーケティング、まちづくりのためのデータ活用と応用-」
興味を持ったきっかけ
まちづくりに必要な知識について学べるゼミだったから。
ゼミの魅力
データを用いてアイディアを根拠のあるプランへとブラッシュアップできる学びがあること。
将来のビジョン
大学で得た知識を活かし、故郷の地域が活性化するビジネスを創り出したい。

アイディアの根拠は本当に妥当か
課題解決のための施策立案の基本を
学ぶ

まちづくり、地域活性化の立案に必要なデータ活用や分析、マーケティング戦略の策定について学びます。

「経営を科学する」や「データ活用」といったワードは、一見、難しそうに見えるかもしれませんが、大切なのは、「どうやったら自分たちのアイディアに、より説得力を持たせられるか」ということです。どんなに良いアイディアだとしても、感情論だけでは相手を納得させられません。私たちのゼミでは、先生から与えられたテーマをもとに、自分が面白いと思うアイディアを考え、様々なデータからそのアイディアに説得力を持たせ、プランとして発表します。この「説得力を持たせる」という点にフォーカスしながら研究を進めています。そのために、全員が納得できるプレゼンテーションにするため、準備には多くの時間を費やします。

野際先生はビジネスの現場で働いていた経験もある方なので、企業のマーケティング事例をベースにデータの収集の仕方から分析までのプロセスがリアルに学べます。3年次には、「第7回和歌山データ利活用コンペティション」への応募のためチームに分かれて研究を行いました。どのチームも分析によって導き出された根拠に基づく斬新なアイディアで説得力がありました。

科学的根拠にもとづくアイディアで
地域を活性化するビジネスを創りたい

3年次は大きく2つの研究を行いました。1つ目は、「膨大な消費者のアンケート結果を分析して、そのデータから何がわかるか」という研究です。私のチームでは「所得と幸福度は相関関係にあるのか」というテーマのもと、所得額や休日の過ごし方、精神状態などのデータから研究を進めました。仮説では、所得が多いほど幸福度は高いと考えていましたが、分析の結果、必ずしもそうではないことがわかりました。

2つ目は、「第7回和歌山データ利活用コンペティション」に参加するため「ウィズコロナ時代における地域の交流人口を拡大するための施策」というテーマの研究を行いました。調査の結果、関係人口※の多い福島県に焦点を当て、当地域の現状と課題を明確にした後、課題解決施策として音楽フェスの開催を提案。福島では若者が減少しているので、若者にアピールできるプランを考えました。そこから福島で開催されている有名な音楽フェスがまだ少ないことに注目し、様々なデータを用いて根拠を持たせながら発表しました。
※特定の地域に継続的に多様な形でかかわる人のこと

こうしたゼミでの学びを活かして、卒業研究では地方創生ビジネスの成功例と失敗例について研究し、自分たちの手でどのようなビジネスを行えば、過疎化が進む故郷を盛り上げられるのかについて考えていきたいと思っています。

先生はこんな人

「とにかく楽しく研究」が
モットーの先生です

グループワーク中は、雑談も交えながら私たちとのコミュニケーションを積極的に図り、楽しく研究をサポートしてくれる先生です。一方で、研究に行き詰まった際は、的確なアドバイスをくださり、私たちの発表の良いところはしっかりと褒め、足りないところは妥協せず助言をし、私たちの向上心を常に高めてくれます。ゼミの活動が楽しいだけでなく、メリハリがきちんとついているのは、先生のおかげです。

野際大介先生のゼミについて
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経営学部 総合経営学科「経営を科学する-
マーケティング、
まちづ
くりのためのデータ活用と応用-」
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