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経営を科学する
-マーケティング、まちづくりのためのデータ活用と応用-

- 対象学年
- 3・4年次
- 担当教員名
- 野際 大介
- Daisuke Nogiwa
- 学びのキーワード
-
- マーケティング・サイエンス
- まちづくり
- データ活用と分析
研究の内容
本ゼミでは、データ活用や分析を通じて、マーケティング戦略の策定やまちづくり、地域活性化の立案をします。近年、情報化によってさまざまなデータがたくさん存在しています。これらたくさんのデータを学術的だけでなく実務的な視点で分析をし、そして提案のためのプレゼンテーションできるといったチカラを身に着けます。加えて、調査や実験のための設計やデータ収集方法などに関する知識も習得します。
具体的な活動では、アンケート調査から得られたデータを分析して、新たな知見を得るプロジェクトの立ち上げ。また、オープンデータを活用した地域活性化や地域交流を促進するための施策に関するデータ解析コンペティションに参加することを行っております。今後は、実証実験や調査などの設計からデータ収集、分析、報告といった実務で必要不可欠なプロジェクトマネジメントを習得するための実践を行っていく予定でいます。

研究の進め方
主にグループワークを通じて、研究を進めていきます。まず、アンケート調査から得られた大量のデータから、どのような発見ができるのかという視点で、データの集計、統計解析などの手法を学んでいきます。そして、そこから考察できたことについてプレゼンテーションします。
次にさまざまなデータを収集し、分析するプロセスを学びます。地域経済や交流の活性化などの視点で、特にオープンデータの収集や地域経済データの見方、地理情報システムの利用などについて学びます。そこから得たデータを統計解析することで、新たな知見を発見し、課題解決の提案をするプレゼンテーションを行います。この成果を用いて地域活性化のデータ解析コンペティションに参加します。ここでは、研究成果をブラッシュアップするために、合宿形式の中間報告会で各グループごとに発表し、各自意見を出し合いあったり、他のグループ情報を共有したりします。
未来のゼミ生へ
本ゼミでは実務的な貢献や実践を目的として研究を進めています。データを分析するだけでなく、そこからどのようなことがいえるのか?また、課題を見つけ、どのように解決できるのか?を常に意識してディスカッションをしています。このように課題解決ストーリーを策定する能力を身に着けることができます。また、データ解析コンペティションに参加することで、より優れた報告ができるように実践的な取り組みも想定できるようにしています。
そして、モットーは「とにかく楽しく研究する」こととしています。論理的で実践的な実力を追及するため、統計学、データ・サイエンスに関心のある方、そして、マーケティング、消費者行動、まちづくり、地域活性化の課題解決をしたいという方は是非とも当ゼミを訪れてみてください。
ゼミ・研究室の魅力
- プレゼンテーション⼒が⾝につく
- 学外の人と交流ができる
- 他のゼミ・研究室⽣との交流がある
- 論理的な思考力が鍛えられる
- 研修旅行やゼミ合宿がある
卒業論文のテーマ
- ノンアルコール飲料の効率的なマーケティングの実現に向けて~潜在クラス分析によるセグメンテーション~
- 家庭ごみ有料化政策によるごみ減量効果~差の差分析による政策効果の検証~
- 決定木による消費者の購買意思決定の予測
- DEA による株式銘柄選択を用いた平均分散ポートフォリオのパフォーマンス評価
- スーパーマーケットで購買する商品カテゴリーに距離はどれほど影響するか-傾向スコアマッチングを用いた分析-
- 「女子アナ」の人気出る背景的感情と視聴率獲得のための操作
- 効果量を用いてお菓子中毒者の特徴を探る
- 空間統計学を用いた大型商業施設開業による周辺地域への影響分析
教員のプロフィール
野際 大介
Daisuke Nogiwa
筑波大学大学院 経営政策科学研究科修了後、日本航空(総合職事務系)に勤務。(財)流通経済研究所 店頭研究開発室 研究員、名古屋大学 経済学研究科後期博士課程、福井工業大学環境情報学部、福島大学 経済経営学類を経て、現職。
- 研究分野
- マーケティング・サイエンス、社会システム工学、地域科学