文化は社会や世界を
変えられるのか
文化を通して
世界を知り、国際関係を考える

[文学部 国際文化学科|4年生]

2024.07.01

所属するゼミ
川村陶子先生のゼミ「国際文化論ゼミ」
興味を持ったきっかけ
文化を通じて世界を幅広く学べるところに魅かれた。
ゼミの魅力
ゼミ生同士の仲が良いことと、多様な価値観に触れられるところ。
将来のビジョン
海外との架け橋になるような仕事をしたい。

様々なアプローチで課題や研究に
取り組む
「欲張りなゼミ」

文化という視点から国際関係を考える川村ゼミ。通常のゼミ活動と並行して、3年次には、ゼミ生の興味に合わせて先生が選んだテキストの講読や気になる新聞記事を紹介するミニ発表、数名で共同研究を行うサブゼミがあります。サブゼミは、3~4人のメンバーでテーマを設定、一年間かけて研究をして最後は4年生の前で発表します。私たちは、世界的なファンを持つスタジオジブリの作品について、ジブリと国際交流というテーマで研究を行いました。サブゼミなど同時並行で様々な課題に挑戦する川村ゼミですが、ゼミ活動を通してマルチタスクがこなせるようになったと卒業生からも評判です。

4年次になると卒業論文の進捗を報告し、ゼミのメンバーから質問や意見をもらいます。互いに切磋琢磨するだけでなく、ゼミ生の卒業論文の研究内容はバラエティに富んでいるので、様々なテーマについての考察や研究内容を聞くのも楽しいです。ゼミの活発な雰囲気と仲の良さに後押しされて、発言が苦手な私も自分の意見を伝えることができるようになったと自分自身の成長を感じています。そして、成蹊学園箱根寮※での夏合宿や新年会など、学年を超えてゼミ生が交流する機会があることも魅力のひとつです。
※成蹊学園が保有する施設。クラス・ゼミ合宿などで利用されています。

文化交流は相手を知るきっかけ
国際交流の先駆け、
姉妹都市交流の研究

私の研究テーマは「姉妹都市交流」です。成蹊大学のある武蔵野市とルーマニアのブラショフ市は友好都市関係にあります。東京オリンピックの際には、学内でルーマニアの民族楽器を演奏するパンフルートサークルも誕生し、私も所属しています。

私が国際交流に興味を持ったのは、高校生の時に参加した海外の高校生との交流でした。日本のことをとてもよく知ってくれていることに驚いたのと嬉しかったのを覚えています。それから、漠然と国際交流に関わる仕事がしたいと思うようになりました。

姉妹都市交流は、戦後の国際交流の先駆けとして日本と海外をつなぐ架け橋となりました。一方、姉妹都市交流に関する先行研究はまだあまり多くなく、未開拓の分野なので手探りの状態です。本や論文だけでなく、新聞記事や地域の議会の議事録など様々な資料にあたって交流の詳細や交流後の変化などを研究していく必要があります。今後、同じテーマに興味をもった人の「道しるべ」になるような研究を残していけたらと思っています。

先生はこんな人

学生一人一人に真摯に向き合ってくれます!

川村先生は自分のことを「おっちょこちょい」だと言いますが、どんなテーマに対してもアドバイスが的確で知識の広さを感じます。私が研究テーマを発表すると、先生もアンテナを張って書籍や新聞記事を含め関連する情報を教えてくれるなど、常に学生の課題に真摯に向き合ってくださいます。川村先生から質問やコメントをいただくと、いつも新しい気づきがあって研究が二歩も三歩も進んでいくような感覚があります。とても穏やかで優しく、学業以外の相談にも親身に乗ってくれる先生です。

川村陶子先生

川村陶子先生のゼミについて
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文学部 国際文化学科「国際文化論ゼミ」
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