寄付者の想い・感謝の声

2022年2月

成蹊大学欅祭本部 ~2年越しで復活した欅祭~

欅祭本部

第60回企画 局長・渉外部長 佐藤 朝陽さん(経済学部4年)

第61回委員長 権 千尋さん(文学部3年)

この度は、欅祭本部の活動にご寄付をいただき誠にありがとうございました。皆様の温かなご支援に部員一同感謝しております。

2年越しの開催

 欅祭(けやきさい)は、成蹊大学の伝統的な学園祭です。私たち欅祭本部は、その管理・運営、企画の実施などを全面的に担っています。
 欅祭は2021年度に第60回を迎えましたが、その1つ前の第59回は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、開催を断念しました。その悔しさを胸に、2021年度はなんとしても開催を実現しようと、何度も大学と交渉を重ね、来場者が安心して楽しめるように運営方針を根本から見直しました。
 飲食を規制するため模擬店の出店は物品販売やゲームのみとし、完全チケット制によって1日の入場者数を4,000人にまで制限しました。例年とは全く異なる形でしたが、2年ぶりの開催を心から喜んでくれた地域の方々や楽しんでくれた学生が大勢いて、開催できた喜びを感じています。またコロナ禍において、特に学生の活動は世間からも冷たく見られ、今もなお制限が多い中で、自分たちでその状況を打開しようと部員一人ひとりが自ら活動意義をもって行動できたことは、有意義だったのではないかと思っています。

(左:佐藤さん、右:権さん)

寄付金を使って学生パフォーマンスをライブ配信

 第60回欅祭では、コロナ禍での新たな試みとして、チケットが手に入らなかった方々にも自宅で欅祭を楽しんでもらえるよう、学生団体のパフォーマンスをオンラインでライブ配信しようと考えました。ライブ配信の環境を整えるには様々な機材が必要だったため、2021年5月から大学のホームページや成蹊教育応援団などを通じてご支援を募りました。
 多くの方々からご支援をいただき、集まった寄付金で設置型集音マイクを8本購入することができました。この集音マイクによって、ジャズの生演奏やダブルダッチのマイクパフォーマンスなどを鮮明で立体的に集音することができるようになり、学生パフォーマンスの臨場感を1万人以上の方々に届けることができました。

第61回欅祭に向けた挑戦

 2022年度に開催予定の第61回欅祭は、模擬店の規模を拡大し、より多くの方々に大学の雰囲気を楽しんでいただくこと、参加団体にとって最大の発表の場を提供することが目標です。そのためには、念入りな感染防止対策を提案し、安全管理を徹底していくことが重要と考えています。また第60回から始めたオンライン配信は、欅祭をリアルに感じていただく手段の一つとして、これからも継続したいと考えています。オンライン配信だからこそ楽しめる企画なども検討しながら、欅祭をより充実させていきたいです。

これからも部員一同頑張ってまいりますので、変わらぬご支援をよろしくお願いします。

(2022年2月取材)