探究に最適な学習環境の整備に

成蹊中学・高等学校 校長　仙田 直人

　成蹊中学・高等学校では、今年度の高校１年生から新学習指導要領が始まったことを踏まえ、その特徴である探究学習を推進しています。
　探究活動は、生徒の「なぜ？」から始まり、調査研究して仮説を立て、ブレインストーミングを重ねてプロトタイプを作り、実証・実験を繰り返したものを最後にプレゼンテーションします。今回は、そのプレゼンのツールとして必要なプロジェクターを、「成蹊教育応援団」の「中学・高等学校教育振興」へのご寄付を活用して、中学１年生・高校１年生の全ホームルーム教室に設置することができました。

　教室内では、探究学習だけでなく、日頃の授業においてもパワーポイントや動画を大きく投影できるようになりました。今までの備え付けのモニターよりはるかに見やすくなり、視聴覚を使う学習環境がとても充実しました。中学１年生・高校１年生は、全員が各自ＰＣを所有しており、今回のプロジェクターの設置はＩＣＴ教育を推進するうえでも大きな支援となりました。この夏休みには、他の学年のホームルーム教室にもプロジェクターを設置する予定です。
　また、今年度末には、初めてカナダ・バンクーバーへのターム留学（３学期のみ）も実施します。この事業にも、「成蹊教育応援団」へのご寄付を留学生への支援に充てる予定となっており、皆様からのご支援によって生徒たちの学校生活が益々充実することになりました。本当にありがとうございました。

（2022年7月取材）