小学生から大学生までがワンキャンパスに集う成蹊学園。年齢も経験も異なる人たちと出会い、言葉を交わし、世代を超えて交流し、学び合う。こうした経験を通して、子どもたちはさまざまな考え方や価値観に触れながら、物事を多角的に捉える力を身につけていきます。
コラム「こみち日記」では、成蹊小学校で行われている、世代を超えた交流について、ご紹介します。
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2026.07
成蹊小学校の世代を超えた交流

小学生から大学生までがワンキャンパスに集う成蹊学園。年齢も経験も異なる人たちと出会い、言葉を交わし、世代を超えて交流し、学び合う。こうした経験を通して、子どもたちはさまざまな考え方や価値観に触れながら、物事を多角的に捉える力を身につけていきます。
コラム「こみち日記」では、成蹊小学校で行われている、世代を超えた交流について、ご紹介します。

大学生によるTA(Teaching Assistant)
制度
英語の授業では、成蹊大学の学生がTAとして、子どもたちの学びをサポートしています。普段授業を行う先生とは異なる、お姉さんやお兄さんと交流しながら学ぶことで、学びを深めながら、コミュニケーション力も育むことができます。
大学生にとっても、子どもたちにわかりやすく伝える方法を考えながら授業に参加する、貴重な学びの機会となっています。


大学生のクラブ学習
サポート
ラグビー部では、成蹊大学ラグビー部の学生たちが練習をサポート。子どもたちは、体の大きな大学生に思い切りぶつかり、ラグビーの技術や楽しさを教わります。
将棋部では、成蹊大学囲碁・将棋部の学生が参加し、子どもたちとハンデなしの対局をしたことも!大学生との真剣勝負は、子どもたちにとって、自分の力を試し、より高いレベルに触れられる絶好の機会です。
大学生にとってこれらの活動は、いままで培ってきた技術や経験を子どもたちに伝えながら、世代を超えて交流できる大切な時間となっています。


伝統の遠泳を支える
水泳師範・師範助手
6年生の夏の学校では、南房総岩井の海で2kmの遠泳にチャレンジします。
この子どもたちの挑戦を支えるのが、小学校の卒業生を中心とする水泳師範と、成蹊大学生や成蹊高校生による師範助手です。70~80人で構成される師範団が、泳ぎ方の指導から海上での安全管理まで、子どもたちを力強く支えます。
そして、先輩たちとともに過ごす6日間。遠泳の達成感だけでなく、励まし合うことや、誰かに支えてもらうことのありがたさを知り、子どもたちは身も心も大きく成長していきます。


1年生と6年生を結ぶ
パートナー制度
成蹊小学校では、6年生と1年生が一人ひとりとペアを組み、学校生活をサポートするパートナー制度があります。
入学したばかりの1年生にとって、学校はまだ知らないことばかり。そんな1年生を、6年生のパートナーがやさしく迎えます。登校後や中休みに一緒に遊んだり、着替えを手伝ったり、制服を整えてあげたり……6年生が、そっと手を差し伸べてくれます。
一方、6年生にとっても、幼い1年生とどのように接すればよいのか、最初からわかっているわけではありません。さまざまなことに悩みながら、少しずつ関わり方を身につけていきます。4月の遠足では、ペアで手をつなぎ、井の頭自然文化園へ出かけます。1年生のおやつを用意するのは、6年生のパートナーにとって大切な仕事です。
そして、1年間を通してさまざまな時間をともに過ごし、1年生は6年生から、6年生は1年生から多くのことを学び成長していきます。


先生の視点
TEACHER’S PERSPECTIVE
4月を迎えた6年生にとって、大きな関心事が、「どんな1年生とペアになるのだろう」ということです。
自分が1年生だった頃の記憶がよみがえり、今度は自分が…そんな思いで、1年生との出会いを心待ちにしてくれています。そんな6年生の姿は、1年生に負けないほどの愛らしさがあります。
入学したばかりで不安を抱える1年生が自分を慕ってくれること。1年生の保護者から「いつもありがとう」と声をかけていただくこと。そうした経験を通して、6年生は「自分も誰かを支えることができる」「頼りにしてもらえる」という喜びや、やりがいを感じていきます。
そして、日々の学校生活や遠足を通して少しずつ親しくなっていくなかで、ただやさしくするだけではいけない、相手を思いやるとはどういうことかを6年生は学んでいきます。
ここで得た喜びや学びが、やがて師範やコーチとして後輩を支えたい、役に立ちたいという思いへとつながっていくのだと思います。成蹊の長い歴史のなかで、目には見えなくても、途切れることなく受け継がれてきた成蹊っ子の心の絆です。
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