2021年度学位授与式

の花も少しずつ開き始めた3月19日、2021年度学位授与式が執り行われました。
新型コロナウイルス感染症影響でさまざまな制限はありつつも、対面での開催が叶った今回。私たち学生広報委員晴れやか日の様子をお伝えします!

雨が心配された当日、空は見事に晴れ、キャンパス一帯が明るくにぎやかな雰囲気に包まれました。

式の始まる1時間前。
正門の前には華やかな卒業生の姿がすでに多く見えました。

袴、スーツを着て「学位授与式」と書かれた看板や「成蹊大学」の名を掲げた正門の前に笑顔で立つ卒業生。その明るい表情に取材をしている私たちも思わず笑顔に!
色とりどりの袴姿は、色やデザインだけでなく、ヘアアレンジにも個性が表れていました。

式典は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、以下の通り午前と午後の二部制で開催。

午前の部:文学部、法学部、文学研究科、法学政治学研究科
午後の部:経済学部、理工学部、経済経営研究科、理工学研究科

学長式辞では、卒業を祝するお言葉や卒業生の未来に向けたエールがありました。

お話のなかでとくに印象に残っているのは、現代は情報であふれかえっているため、「何が正しいのかは、自分自身で調べ、勉強し、自分自身の頭で考えるしかない」というお言葉です。

大学で学ぶのは学問だけではありません。大量にあふれかえる情報のなかから課題を見つけ出す力、その課題を解決するために自ら思考する力を、学生生活を通して身につけます。
大学で得た経験を自分自身の人生に活かして、卒業後も「課題を見つけ、考えること」を続けていってほしい、という思いが伝わってきました。

さらに在学生代表謝辞では、卒業生への感謝と励ましの言葉が、そして卒業生代表謝辞では、教職員や家族をはじめとする多くの方への感謝や将来への意気込みが語られました。

式典後、学位授与式を終えたばかりの卒業生にインタビューを行いました!
卒業生が大学で過ごした4年間を振り返り、思い思いに語ってくれました。

文学部現代社会学科 明石さん(写真右)


Q.大学生活で一番思い出に残っていることは何ですか?

―授業です。なかでも、ラジオ番組を制作する「メディアリテラシー演習」や、1年次必修の「コミュニケーション論入門」が面白かったです。

Q.誰に一番感謝を伝えたいですか?

—大学4年間、学費を払ってくれた親に一番感謝を伝えたいです。

法学部政治学科 藤山さん(写真右)


Q.大学生活で一番思い出に残っていることは何ですか?

—部活動です。登山をおもな活動とするワンダーフォーゲル部に所属していました。新型コロナウイルス感染症が流行する前の2年次の合宿で、宮古島の海に行きました。海沿いにテントを張って夕日を見たのですが、途中で雨が降ってきて服がびっしょり濡れてしまったのが思い出です(笑)。

法学部法律学科 大坂さん(写真右)


Q.誰に一番感謝を伝えたいですか?

—友だちです。コロナ禍になってなかなか大学に行けなかった時期、友だちが用事をつくって大学に呼び出してくれました。友だちに会うことで自分も勉強を頑張ろうと刺激を受けたので、一番感謝を伝えたいです。

Q.後輩に一言お願いします!

—対面で通えていない時期が長い分、オンライン授業にも慣れているはずです。大学に通う貴重な機会で友だちを作って、楽しい大学生活を送ってください!

経済学部経済経営学科 成宮さん、二宮さん(写真左・右)


Q.誰に一番感謝を伝えたいですか?

—(成宮さん・二宮さん)両親です。大学卒業まで育ててもらったからです。両親なしでは生活は成り立ちませんでした。

Q.これからの進路と目標を教えてください!

—(成宮さん)金融系企業に就職します。親孝行するためにお金を貯めながら頑張りたいです。
(二宮さん)不動産会社に就職します。経済的にも精神的にも親から自立したいと思います。

経済学部経済経営学科 福田さん


Q.大学生活で一番思い出に残っていることは何ですか?

—サークルの合宿です。FSSという軽音楽団体に所属していました。2年次の冬に合宿で山梨に行って、サークルの仲間とフットサルをしました。

Q.誰に一番感謝を伝えたいですか?

—ゼミの先生です。卒論研究だけではなく、就活でもお世話になりました。就活のサポートやエントリーシートの添削をしてくださいました。

Q.これからの進路と目標を教えてください!

—食品関係の仕事に就きます。いろいろなことに挑戦していきたいです!

経済学部経済経営学科 鈴木さん、加藤さん(写真左・右)


Q.誰に一番感謝を伝えたいですか?

—(鈴木さん)大学の先生、友だち、先輩・後輩…関わってくれた全員に伝えたい!一番は決められません。

Q.後輩に一言お願いします!

—(鈴木さん)少しずつコロナが収束してきたので、貴重な対面の機会を大切にして、学生生活を精一杯楽しんでほしいです!
(加藤さん)積極的に友だちとコンタクトを取ってほしいです。社会人になったら友だちとなかなか休みが合わなくなると思うので、会いたい子には会えるうちに積極的に会っておくべきです。

インタビューを受けてくださった卒業生の皆さん、ありがとうございました!!

突如パンデミックに見舞われ、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた大学生活。
大学に通えない日々が続いたり、先が読めない就活に不安を感じたりした方も多かったと思います。
そのような状況のなかで、生活を支えてくれた家族や、ともに手を取り合った友だちに感謝する卒業生の姿が見られました。
そして一番多かったのは、対面で友だちと会える機会を大切にしてほしい、という後輩へのメッセージ。
私たち後輩は、卒業生からの言葉を胸に、一日一日を大切にして大学生活を全力で楽しんでいきましょう!

改めまして、この春に成蹊大学を旅立たれた1785名の卒業生・修了生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
つらくなったとき、大学生活が恋しくなったときは、いつでも成蹊大学に帰ってきてください!
これからのご活躍を、心よりお祈りしております!

※写真撮影時のみ、マスクを外しています。

担当/角屋敷・浅賀
撮影/中江・小野