2022年度入学式

桜の花がまだ少し残る4月4日、2022年度入学式が執り行われました。
式典が2部制になるなど、新型コロナウイルス感染症による制限が多いなかでの開催ではありましたが、キャンパス中が希望に満ちた新入生でいっぱいでした。

そんな晴れやかな入学式の様子を、私たち学生広報委員会がお伝えします!

式が始まる前、空にはどんよりとした雲が広がり、あいにくの冷たい雨が…。
それでも早い時間から大学へ来て、立て看板の前で記念写真を撮るなど、友だちや家族と式を心待ちにしている新入生の姿が見られました。
立て看板は、密を避けるためにキャンパス内に複数設置。それぞれ思い思いの場所で撮影をしていました。スーツを着て笑顔あふれる皆さんを見て、私たちも自然と笑顔に…!

3月の学位授与式と同様、式は以下の通り午前の部、午後の部に分かれて行われました。

午前の部:文学部、法学部、文学研究科、法学政治学研究科
午後の部:経済学部、経営学部、理工学部、経済経営研究科、理工学研究科

会場に集まる新入生の皆さんの面持ちは、どこか緊張しているよう。
取材をする私たちも、少し背筋を伸ばしながら自分たちの出席した入学式を思い出しました。


学長の式辞では、コロナ禍での入学となった約2000名の新入生へ贈る言葉がありました。とくに印象的だったのは「努力を続けても乗り越えられない壁に出くわしたときは、ためらわず人に頼ってよい」、「人に頼ることは恥ずかしいことではない」というメッセージ。

わからないことや悩みごとがあるときに、友だちや家族、先輩、先生、大学の職員など頼れる人はたくさんいます。立ち止まるのではなく、まわりをよく見てたくさん誰かを頼ることは自分を変え成長させる良い機会なのだと、私たちも学ぶことが多かったです。

新たな一歩を踏み出す新入生も、まわりに頼りながら困難を乗り越え、成蹊大学で充実したキャンパスライフを過ごしてほしいと思います。


在学生代表歓迎の辞では、自分が面白いと思ったことにはなんでも挑戦してほしいという先輩からのメッセージが。自身の興味にしたがって授業、部活動・サークル、その他あらゆる活動を選びとるべきだということ、そしてその選択には責任も伴うのだということが語られました。

新入生代表の宣誓では、その言葉に応えるように、「世界へ羽ばたける素晴らしい人間になることを目指す」という決意が語られました。

会場いっぱいに集まり静かに話を聞いていた初々しい新入生。その背中からは、これからの大学生活を充実させたいという意気込みを感じました。

式典後、入学式を終えたばかりの新入生の皆さんに、インタビューを実施。
大学生活で楽しみなことや抱負について語ってもらいました。

法学部法律学科 木屋さん


Q.これからの大学生活で楽しみなことは?

―サークル活動に参加することです。運動系のサークルに入りたいと思っています。

Q.大学生活の抱負をお願いします!

―とにかく留年せず、親に迷惑をかけないようにしたいです(笑)。

法学部法律学科 谷内さん、安藤さん(写真左・右)


Q.これからの大学生活で楽しみなことは?

―(谷内さん)友だちづくりを頑張ることです。
 (安藤さん)運動系のサークルに入ることです。地元でバイトもしてみたい!

Q.大学生活の抱負をお願いします!

―(谷内さん)時間も心も余裕をもって過ごすことです!
 (安藤さん)4年間で卒業することです!


経営学部総合経営学科 栗芝さん、長澤さん(写真左・右)


Q.これからの大学生活で楽しみなことは?

―(栗芝さん)サークルが楽しみです。これまで部活動でやっていたダンスを大学でも続けたい!ほかにどんなサークルがあるのかも見てみたいです。
 (長澤さん)学食が楽しみです。また、高校の先輩がいるサークルに入って、またバンドをやりたいです!

Q.大学生活の抱負をお願いします!

―(栗芝さん)単位をしっかり取りたいです!
 (長澤さん)卒業できるように頑張ります!

時間のないなかインタビューに応じてくださった新入生の皆さん、ありがとうございました!


あいにくの雨に迎えられた入学式。
新入生で賑わった大学構内の雰囲気は、私たち在学生にとっても新鮮に感じられました。

対面授業が大幅に増え、次第に元の大学生活に近づいてきている現在。それでも未だ私たちは新型コロナウイルス感染症による制約を受けながら、生活をしなければなりません。

しかし、式典で語られた言葉やインタビューで新入生から聞いた言葉のなかには、不安ばかりではなく輝かしい学生生活への期待があふれていました。
初々しく輝く新入生の皆さんには、このような難しい状況の中でも自ら楽しみを見つけ、周囲の人とも多分に協力しながら過ごしていってほしいと思います。

改めまして、成蹊大学に入学された約2000名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
困ったときには、周囲を見渡してみてください。仲間や先輩、家族、先生、大学職員、出会う人みんなが助けになってくれるはずです。
これからのご活躍を、心より期待しております!


担当/角屋敷・丸山
撮影/嶋田・中江