2024年度入学式

肌寒い風が吹く日々から、少しずつ暖かくなり、桜が開花し始めた4月、成蹊大学大体育館にて入学式が行われました。
当日はあいにくの曇天でしたが、大学構内は新しい学生生活に心を躍らせ、晴れやかな表情に満ちた新入生であふれていました。今年も広報委員が入学式に潜入、お伝えしていきます!

写真1:正門近く

昨年度まではコロナ禍の規制の中で、午前と午後の二部制実施となっていましたが、本年度からは全一年生が体育館に一度に集まり、マスクを外し、楽しそうに談笑しながらの入場となりました!本来の大学生活が久しぶりに始まったのだと実感でき、在学生である我々もわくわくした思いで取材していました!

写真2:開式前に談笑する新入生/体育館前で記念撮影する学生

式を彩ったのは成蹊大学管弦楽団の演奏!式の始まりから終盤にかけ、大人数で築き上げた素晴らしいハーモニーが会場を包み、新入生を歓迎しました。
森雄一学長からの式辞ではまず、「コロナ禍での学業でのさまざまな制限を乗り越え、合格を掴み取られた努力に敬意を表します」と入学を祝う言葉が新入生に贈られました!そして、創立者中村春二が目指した少人数教育をはじめとする学生の個性を尊重した授業が本学にはあること、今年は成蹊学園が吉祥寺に移転して100周年という節目であることを述べられました。最後に、国木田独歩の短編小説「武蔵野」の一節を引用して、大学での学びが一直線ではなく、「幾度も立ち止まり、時には遠回りをするなど、試行錯誤をすることを恐れないでほしい」というメッセージを伝えられました。

写真3: 学長式辞/成蹊大学管弦楽団の方々

また、江川雅子学園長からの祝辞の中では、「世界が抱える多くの問題には明確な答えがない」という言葉がありました。そして、大学での学びはまず問題を見つけることであり、ふとした疑問から深く思考をしてほしいこと、また「成蹊大学がワンキャンパスである」という利点から、副専攻制度などを積極的に活用してあらゆる学びに取り組んでほしいという願いを伝えられました。
在校生からの歓迎の辞では、「新入生と共に学べることがうれしい」と、入学を祝う言葉が贈られました。大学の授業は自分で履修時間割を組むことができ、語学留学や数多くのサークルなど幅広い選択肢から自分の大学生活を自由にデザインすることができる。自主的に、積極的に行動する必要があることを、自身の体験談とともにお話しされていました。
新入生代表の宣誓では、自分たちの高校生活が新型コロナウイルス感染症の影響で制限されていたことから、「これからの大学生活が思い通りにいくだろうという期待で胸がいっぱい」とこれからの生活に思いを馳せていました。
また、新年早々能登半島で起きた震災にも触れ、「平和な世界は当たり前ではなく、周囲への感謝の気持ちを持ちながら4年間の大学生活を充実させていきたい」と強い決意を表しました。

写真4:在校生の歓迎の辞/新入生宣誓

最後は毎年恒例、成蹊大学混声合唱団による校歌斉唱が!一番、二番は男声の力強さと女声の包み込む優しさが交わっていました。その後の三番は一変。三つのパートに分かれたあとは、各々の音階が掛け合いそれまでとはまた異なる美しいハーモニーが生まれていました!三番が始まった際は、声をあげて驚く学生も見られました。

写真5:混声合唱団の皆さん

その後、混声合唱団と学長や学園長をはじめとする来賓の方々が退席され、これで入学式が閉幕…したかと思われました。しかし、ここでなんと登場したのが成蹊大学応援指導部リーダー部とチアリーダー部DELPHIS!新入生を歓迎し、新しい生活を応援しました!また、この演舞を通して本学の部活動がいかに活発かに新入生は気づいたのではないでしょうか。

写真6:成蹊大学応援指導部リーダー部/チアリーダー部DELPHIS

本年度入学式のリポートは以上になります!いかがでしたか?
新入生の皆さんは新たな学校生活の始まりに胸が高なっていると思います!しかし同時に心配なことも多くあると思います。在学生は皆さんを歓迎していますし、どんな些細なことでもサポートしてくれると思います!

また、我々成蹊大学学生広報委員会ZELKOVAは皆さんの入会を心待ちにしています。興味のある方はぜひご連絡ください!
学生広報委員会の活動について知りたいと考えている方はこちらのリンクからどうぞ!
X(旧Twitter): @officialzelkova
Instagram: official_zelkova

あらためて、新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます!


担当/長嶌
写真/泉・松尾