日本語のお悩み相談室!ライティングセンターを活用せよ!
みんなも持ってる?こんな悩み
みなさんこんにちは!今年度3年生になった経営学部生です!
この時期はそろそろ期末レポートが始まったり、就活のエントリーシートのラッシュが始まったりで悩み事がつきませんよね。私も「どんな形式でレポート書けばいいの?!」「この文章の構成、企業の人は読みやすいかな?」など悩みが尽きません。
そんな時に見つけたのが「ライティングセンター」の案内!新11号館の開館と同時にオープンする予定ですが、なんと!6号館の3階、コミュニケーションラボBで先行してオープンしたそう!
今回は文章の書き方について悩みを持つ成蹊生を代表して、ライティングセンター専属の先生に徹底密着してみました!今回の取材で聞いたことはこちら!
詳細について次からご紹介していきます!

みんなの「気になる」聞いてみた!
今回は4月からライティングセンターを担当している稲生知子先生にお話を伺うことができました! まずはライティングセンターについて知ろう!
———本日はよろしくお願いします!まずは、ライティングセンターについて大まかに教えてもらえますか?
ライティングセンターは日本語ライティング支援のサービスを提供する場で、9月から開館となる新11号館に併設される「ラーニング・コモンズ」内にオープンします。
現在は6号館の3階、コミュニケーションラボBで先行してオープンしています。


———稲生先生がライティングセンターを担当することになったのはなぜですか?
日本語の教員として長年、生徒に教えていることが大きいと思います。
成蹊大学では2012年度から『実践日本語表現』の授業で12年担当しています。授業では主に手紙の書き方、ポスターのキャプションについて、また、レポートライティングのコツを伝えています。

ライティングセンターの利用方法を知ろう!
———ライティングセンターのポスターに「添削はしない」とありますが、具体的にはどのように学生をサポートしてくれるのですか?
文章を見る、というよりは、「自立した書き手を育てる」を目標に学生をサポートしています。
添削をするとその一度で文章へ向き合うことが終わってしまいますが、どのように文章を書きたいか、どんなアイデアが必要なのか、といった問題に向き合うことで、自分で文章が書けて、かつ見直しもできる能力を育んで欲しいと思います。
———どのようにライティングセンターを利用するか迷っているのですが、大学レポート以外に相談してもいいものはありますか?
メールも交渉内容も、手紙もOKですよ。
みなさんの文章についての悩みを、アイデア出しから文章の展開の仕方までサポートします。一緒に相談した内容をもとに、最終的にみなさんが満足いく文章が作れるようになるといいなと思います。
こんな人にライティングセンターはおすすめ!
———ライティングセンターはどのような悩みを持った学生に適しているのでしょうか?
文章へのアプローチの仕方がわからない人、自分の考え方の指針が定まらない人、課題について何から取り組んだらいいかわからない人、ですね。
基本的にどんな方でも利用OKですが、これらのような課題があるなと思ったらぜひ利用してくださいね。
———学生に日常的に利用してもらうための工夫はありますか?
多くの方々の力を借りて、エレベーターにポスターを貼っていただいたり、教授の方々に授業でライティングセンターを紹介してもらったりと、たくさんの取り組みをしています。
今後はみなさんが利用する施設、例えば図書館や教務部などにもチラシを置かせてもらいます。そこから携帯でライティングセンターの予約もできるように工夫しました。
また、基本的にポスターにある時間内はコミュニケーションラボで待機しているので、飛び込み相談も大丈夫ですよ。通りがかったみなさんに気軽に利用してもらえるように、日毎にホワイトボードのコメントも変えています!

———文章作成に関する情報発信やイベントも行う予定ということですが、既に決まっていることはありますか?
まだ計画段階ではあるのですが、「レポート・ミニ講座」と「読書法」のイベントを開こうと考えています。
———読書法ですか?!初めて聞きました。どんなことをするんですか?
本から情報収集するときに本を全部読むのは疲れてしまいますよね?でも一部だけ読むとその前後関係がわからないということはないですか?
読書法はそんな時に使える情報収集の方法なんです!興味のある方はぜひライティングセンターの今後の動向をチェックてください。
稲生先生はどんな人?
———本日はライティングセンターについて色々聞かせていただいてありがとうございました!最後にみなさんが親しみを持てるように、稲生先生ご自身について教えてくださいますか?
少し恥ずかしいですね。私は結構おしゃべり好きで、のんびりかつおおざっぱな性格をしていると思います。
子供にも、「お母さんは厳しいように見えて、意外と緩いとこもあるよね」と言われるほどです。
趣味はそうですね...。物語が好きで漫画、映画、小説などいろいろ見ます。最近は朝ドラにもハマっていて「虎に翼」をよく見ています。たまに泣いてしまって、家族に「泣いている!?」と驚かれることもありました。

いかがでしたか?今回はライティングセンターについて取り上げました。
ライティングセンターのチラシをよく見るけど、あんまり知らないという人は多かったのではないでしょうか?今回の記事がみなさんのお役に立てば嬉しいです。
取材後に稲生先生からコメントをもらうことができたので、記事の最後にそちらも紹介します!
稲生先生のコメント
東京大学や早稲田大学をはじめとして、他の大学でもライティングセンターが設置されています。
そんななかで、成蹊大学らしいライティングセンターを学生のみなさんと一緒に作って行けたらいいなと思います。
利用する学生とどんな場にしたいかを話し合って、最終的には学生のみなさんがチューターとなって、ともにライティングセンターを運営していけるといいですね。
みなさんのご利用をお待ちしています。
担当/泉
写真/泉