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学園史料館 特別講演会『成蹊気象観測90年の歴史と成蹊学園のESD活動』が行われました

  • 講演会

1926(大正15/昭和元)年、旧制成蹊高等学校の教諭加藤藤吉が生徒とともに開始した正式な気象観測は、今日まで一日も欠かすことなく継続され、90年の歴史を刻んでいます。
また近年、ユネスコが提唱し文科省が推進しているESD( Education for Sustainable Development )とは、「持続可能な社会の担い手を育む教育」のことですが、学園では100年前の創立以来、ESDの理念に通じる教育を実践してきました。成蹊教育の特徴は、実験や観察、校外学習を通じた「本物にふれる体験」により問題意識をあたため、科学的思考に高めていくことにありますが、ESDもまた同様な教育実践に価値をおくものであり、気象観測もその実践のひとつです。成蹊学園では、2018年4月に、新しく『成蹊学園サステナビリティ教育研究センター』を設置する予定です。

学園史料館では、センター設置にさきがけ、2017年10月より特別企展示『成蹊気象観測90年の歴史と成蹊学園のESD活動』を開催してきましたが、これに併せて、気象観測90年の歩みと、現代のESDの理念に通じる成蹊の伝統的な実践教育への理解を更に深め、その真価を明らかにする為、特別講演会を企画し、2018年3月2日に実施しました。
第1部は『成蹊気象観測所の歴史と現在+α』と題して、成蹊気象観測所の宮下敦所長(成蹊中学・高等学校教諭)による講演、第2部は「持続発展教育(ESD)の理念と成蹊教育の伝統』と題して、成蹊大学経済学部の小田宏信教授による講演を行いました。
講演会は、学園史料館のガイダンスルームに於いて行われ、小中高大の教職員と成蹊気象観測所の関係者(歴代所長のご親族などを含む)、新設されるセンターの関係者など総勢30名以上が集まり、会場は満席となりました。

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  • 成蹊学園 史料館
  • 〒180-8633
  • 東京都武蔵野市吉祥寺北町3-3-1
  • 開館時間:月曜日~金曜日 9:30~16:30
  • 閉館日:土曜日・日曜日・祝日・学園の定める休業日

※各学校の行事の開催に合わせ、特別開館も行っています。日程につきましては開館カレンダーをご参照ください。