学園イベントに密着!第46回成蹊桜祭

皆さんは、成蹊桜祭をご存じですか?
11月に開催する欅祭が大学のイベントなら、これは小学校・中学校・高校・大学、そしてOBOG会が参加する成蹊学園全体のイベントです。昨年度までは4月第1日曜日に開催されてきましたが、本年度からは3月第4日曜日に開催となりました。
今回は我々広報委員会が桜祭に初潜入したので、その様子をリポートします!

写真1:正門前に設置された横断幕

入口でパンフレットをゲット!

入って正面のテントで、来場者はパンフレットを受け取ることができました。パンフレットを配っていたのは、なんと欅祭本部の方々!当日はシフト制で働いており、主に新2,3年生が担当されていたそうです。

写真2:桜祭パンフレットを配る欅祭本部の方々

お昼から本格的なバーで一杯!? 「Bar Musashino」

パンフレットを受け取り大学図書館へ向かうと、お酒を片手に楽しく談笑している人々の姿が!成蹊大学スキー部OBOG会「雪蹊会」の模擬店バー「Bar Musashino」では、バーテンダーの格好をされた方々が作るカクテルなどのお酒を楽しむことができます。20歳未満の方向けにも、綺麗な形にカットされた氷で冷やされたジュースや牛乳を用意されていました!

写真3:「Bar Musashino」の方々/提供されていたオレンジジュース

実はこの模擬店、元々は2000年から出店されていたそうですが、運営者の事情で一度2010年に閉店。売上金は翌年発生した東日本大震災への募金に充てられたそうです。現在は2018年から再始動した運営のもとで活動しており、コロナ禍を乗り越えた今年からまた本格的に活動されているそうです!

授業の一環でデザイン制作! リポビタンDオリジナルラベル

冒頭でも述べましたが、成蹊学園には小学校から大学までの学校があります。桜祭では小学生や中学生、高校生が出店しているところもあります。ここでは高校生がリポビタンDを販売していましたが、私たちのよく知るラベルではありませんでした。実は今回は、高校生たちが「大正製薬探究学習」という授業の一環で、一年間かけて制作したオリジナルラベルをまとった商品を販売しているとのこと!
新たにデザインを作成するにあたって、グループ活動での代表案決定や授業内でのプレゼン大会など、高校生たちが主体となり、企業さんの力を借りて見事オリジナルのラベルを完成させました。そして高校での文化祭と今回の桜祭で販売できたそうです!
デザインは二種類あり、大正製薬のシンボルの鷲をかわいらしく描いたものと、自分でメッセージを書くことができるものがありました!高等教育で学ぶカリキュラムだけでなく、外部の企業と提携した授業を受けることができるのは、成蹊学園の魅力ですね!

写真4:販売されていたリポビタンD/担当された高校生たち

数多くの団体が魅せる!イベントプログラム

成蹊学園には数多くの団体が存在します。桜祭では成蹊けやき管弦楽団やダンスサークルJAM[z]、大学応援部や成蹊小学校太鼓部などの幅広い年代の方々が会場を盛り上げていました!本館前や4・6号館、食堂ではステージを楽しむたくさんの人々の姿が見られました。

写真5:成蹊大学応援部とチアリーダー部DELPHIS                成蹊大学コンパルサウンズOBOGバンド

「ESD成蹊フォーラム2024」 武蔵野の自然と成蹊の学び 特別講演

桜祭と同日にサステナビリティ教育研究センターが主催する「ESD成蹊フォーラム2024」が開催されました。 今回で8回目を迎えるこのフォーラムでは第2部で、建築家のノーベル賞と称されるプリツカー賞も受賞した建築家の 坂(ばん) 茂(しげる)さんに、『作品づくりと社会貢献の両立をめざして』というタイトルで、建築におけるサステナビリティについてご講演いただきました。

坂 茂さんは、成蹊学園の誇る著名なOBであり、成蹊大学情報図書館や成蹊小学校本館の設計も手掛けています。
本講演では、情報図書館に関しても詳しくお話しいただきました。情報図書館は、学園のシンボルである本館との調和を考えて造られており黄金比やレンガを取り入れたデザインで、外と内の空間の連続性が感じられる美しい造形となっています。また、学生が利用しやすいよう、会話や飲食が可能な居心地の良い図書館にしたいとの想いから「プラネット」と呼ばれるグループ閲覧室や自由に話せる「リフレッシュエリア」が設けられました。2022年度には「高校生が選ぶ大学ランキング『映え』スポット編」で、1位に輝いています。坂さんの想いが込められた情報図書館にぜひ足を運んでみてください!


今回は成蹊学園の春の風物詩である桜祭を取材させていただきました!様々な世代のOB・OGの皆様。そして、成蹊高校の皆様や地域の方々などと関わる中で成蹊学園には多くの方の想いが詰まっていることを実感しました。いつの時代も変わらない本館と時代と共に姿を変える成蹊の建築。幅広い世代の方々が力を合わせる桜祭にぜひ一度、足をお運びください!
今回の取材に協力していただいた皆様。そして桜祭を主催・運営してくださった成蹊会の皆様へ心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました!

最後に、本記事には載せられなかったものの、当日の様子を収めた写真がいくつもあるので、ギャラリーとして掲載します!

記事/長嶌・栗原
写真/長嶌・栗原