挑戦者求む!「高校生ビジネスプランコンテスト2025」初開催!!

皆さんこんにちは!今年成蹊大学主催の熱きイベントが開催されるのをご存じですか?

ずばり、「高校生ビジネスプランコンテスト2025」です。全国高校生が、自らのアイデアを形にしたビジネスプランを持って集まりしのぎを削る大会です。さらに、2026年度より「成蹊アントレプレナーシッププログラム」が開設されます。これらのプロジェクトついて経営学部伊藤克容教授教務部の安達課長、総合企画課の松尾課長お話を伺いました。その内容ご紹介します!

(左から安達課長、伊藤教授、松尾課長)

「成蹊アントレプレナーシッププログラム(SEP)」とは

起業支援や学生支援の体制を強化することを目的として、2027年度2年次前期から本格的に授業がスタートするプログラムです。このプログラムには全ての学部生が参加できるという特徴があり、その特徴を活かし多角的な視点から課題を解決することを理想としています。また、「アントレプレナーシップ」という名称が示す通り、単に起業家を育成するのではなく、自ら課題を発見し、解決し、ビジネスへとつなげていく“起業家精神”を育むことを重視しています。

プログラムについて詳しく知りたい方は下のリンクをクリックしてください!

プログラムの資料 

「高校生ビジネスプランコンテスト2025」とは

2026年度以降入学生向けの「成蹊アントレプレナーシッププログラム」開設に先立って、「高校生ビジネスプランコンテスト2025」を実施します。2人以上(4人まで)のグループで考案したビジネスプランを審査し、最優秀賞を決定します。主体性をもって社会の課題を解決することが重要になっています。本大会にはこのような課題をグループで協働しながら解決しようとする高校生に参加して欲しいです。大会の後のビジョンとして社会に貢献できる取り組みをビジネスにし、利益をあげてそれを継続するという循環を続けていくことを目指しています。

インタビュー 

企画を担当されている伊藤教授・安達課長・松尾課長に「学生主体の取り組みをどう応援しているのか」「社会にどのような人材を送り出したいと考えているのか」など、プログラムに込めた想いや狙いを詳しくお聞きしています。

それではインタビューをどうぞ!

Q.今回のビジネスプランコンテストの参加対象を全国の高校生とした意図を教えてください。

A.現在、本学は一都三県の在学生が多い状況ですが、 コンテストを開催することによって、全国の高校生に成蹊大学を知ってもらうきっかけにしたいという思いがあります。生まれ育った場所や地域 によって、同じ社会課題の解決というテーマでも異なる考え方やアプローチが生まれるはずです。全国を対象とすることで、多様な視点や独自のアイデアが持ち込まれることを期待しています。

Q.成蹊アントレプレナーシッププログラムや今回のコンテストを通じて、どのような人材を育てたいと考えていますか?

A.安達課長「今回のコンテストとアントレプレナーシッププログラムについて、一緒にしてお話しすることはできません。しかし、どちらにも共通して持ってほしいマインドは、社会の課題を解決するために、前例や常識にとらわれない新しい枠組みや手法を探求し、それを自らの力で実行しようとする姿勢です。」

A.伊藤教授「「自分の代わりはいない、自分には自分にしかできないことがある」と信じて行動できる人になってほしいと考えています。どうせやるなら、社会のために良いことをして、周囲に貢献し、その結果として評価されることに喜びを感じられるような人になってほしいです。社会を少しでも「いい方向」へ進めるために、自分にできることを全力で取り組んでほしいです。そして、たとえ結果が思うようにいかなくても、その挑戦の過程自体が大きな学びとなります。そうした姿勢を持てる人材を育てたいと思っています。」


Q.アントレプレナーシッププログラムは、これまで成蹊大学の学生が実施してきた『蹊プロジェクト』(学生主体のプロジェクト活動)とは、何か関連はありますか?

A.現時点では直接的な連動はありませんが、どちらも学生主体の取り組みであり、大学として「アントレプレナーシップ」マインドを醸成するきっかけになっています。自分の価値を最大化するためにどのような企画を生み出すかという点で、アクティブラーニングとしての性格、主体性を重視する方向性は共通しています。

Q.応募されたビジネスプランは、今後蹊プロジェクトや成蹊アントレプレナーシッププログラムと連携しながら実現を目指すこともできるのでしょうか?

A.応募されたビジネスプランの権利はそれぞれの生徒にありますので、基本的にはプロジェクトやプログラムとは連動していません。秀逸なアイデアで応募してきた学生が本学に入学した場合、実現をサポートする可能性はあると思います。


Q.このビジネスプランコンテストに取り組むうえで、最も大切にしている価値観や教育理念は何ですか?

A.安達課長「まず、課題を探求する姿勢です。社会やビジネスにおける課題を徹底的に掘り下げ、それを解決したいと強く思う心を指します。次にイノベーションマインド。これまでの常識にとらわれず新しい発想や手法で課題に立ち向かおうとする心です。最後に、自立心と行動力です。自分で計画を立てやってみようとする心、前例や常識にとらわれない新しい枠組みや手法を探求し、それを自分の力で実行しようとする姿勢です。」

A.伊藤教授「思い通りにいかないのは、当たり前のことです。失敗ではなく、「仮説検証の実験」だと捉えてほしいと思っています。挑戦してみてうまくいかなければ、それを踏まえて改善し、次に活かすという試行錯誤を繰り返しながら挑戦し続ける姿勢を、私たちは何よりも大切にしています。その過程で育まれるのが、いわゆる「イノベーションマインド」です。失敗を恐れず、前向きに挑戦し続ける気概を持つ人を、私たちは心から応援しています。」

Q.このコンテストやプログラムを通して、成蹊大学が社会にどう貢献したいと考えているかについて教えてください。

A.プログラムを通じて、社会における課題を解決するために、前例や常識にとらわれない新しい枠組みや手法を探求し、それを自らの力で実行しようとする人材を養成したいと考えています。こうした人材を輩出することで、社会に貢献していきたいと思います。一人ひとりが自分ならではの強みを発揮し、社会をより良い方向へと動かしていける存在になってほしいと願っています。


Q.応募を検討している高校生に向けて、お一人ずつメッセージやアドバイスをお願いします。

A.安達課長「チラシやウェブページにたどり着いている時点で、もうすでに一歩を踏み出しています。あとは、もう少しだけ勇気を出して、ぜひ応募してみてください!」

A.伊藤教授「「人生三万日」と言われるように、高校生の皆さんにとって、これからの人生はまだまだ長く続きます。今のうちにいろいろな経験をしておくことは、たとえ失敗しても反省や成長のきっかけになります。一生懸命取り組めば、きっと楽しいし、自分を大きく成長させるチャンスになります。ぜひこの機会を活用してほしいです。」

A.松尾課長「応募は2人以上のグループが条件なので、メンバー同士で意見を出し合って、よりよいものを一緒に作っていくことになります。時にはぶつかることもあるかもしれませんが、それも含めて、仲間と一緒に努力する経験になります。そして、そのように一緒に頑張れる友達ができるのも、このプログラムの魅力のひとつです。」


今回ご紹介したビジネスプランコンテストは、成蹊大学が大切にしている『未知のものに積極的に挑み、生涯学び続けようとする自発性と積極性を養成する』場でもあります。私たち大学生にとっても、こうしたチャレンジは日々の学びや成長のきっかけとなっており、高校生の皆さんにも、ぜひその第一歩を踏み出してほしいと感じています。

「自分にできるだろうか」と不安に思うこともあるかもしれませんが、応募すること自体がすでに一つの挑戦です。仲間と意見を交わしながら企画を練る時間は、きっと将来につながる大切な経験になるはずです。

少しでも興味を持った方は、この機会にぜひ応募してみてください。私たちも、皆さんの挑戦を心から応援しています!

応募はこちらから!

【HP】https://www.seikei.ac.jp/university/bizcon/

【応募期間】2025年07月22日(火)~2025年09月12日(金)

【ファイナル】日時:12月20日(土)13:00~
       会場:成蹊大学

       内容:応募書類およびプレゼンテーションに基づいての総合的な審査

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担当/田島・桜田・橋爪・中野

写真/田島