8年ぶりの栄冠!四大戦2025 其の一

第76回四大学運動競技大会が10月17日(金)から19日(日)の3日間、成城大学で開催されました。
学習院大学、武蔵大学、成城大学、成蹊大学の4つの大学で熱き戦いが行われます。
通称「四大戦」と呼ばれ、秋の恒例行事です。
今年はどんな戦いが繰り広げられたか、ご覧ください!!


成城大学はどんな大学?

成城大学は今年で開学75年を迎える歴史ある大学です。最寄りは成城学園前駅で、
キャンパスは駅から徒歩5分ほど、世田谷の街並みの中にあり、落ち着いた雰囲気に包まれていました。
キャンパスの中心にある芝生の中庭の開放感が印象的でした。

開会式

開会式では、選手宣誓や各大学の応援団によるエール交換が行われました。
それぞれの大学がこの日のために準備を重ね、互いの健闘を祈り合う姿に四大学の長い歴史と絆の深さを感じました。
これから始まる競技に向けて、選手たちの表情には力強さがあふれていました。

バスケットボール(女子)

1試合目は成城大学との対戦でした。先制点を決めながらも途中追いつかれる場面もありました。しかし、巧みなパス回しとシュートで点差を広げ、見事勝利しました!
2試合目は学習院大学との対戦でした。途中接戦となる場面があり、とてもハラハラしましたが、大接戦を制し3連覇を達成しました!
会場内からは成蹊はリバウンドを取るのがうまいといった称賛の声も聞こえてきました!

優勝した皆さんにインタビューしました!

Q:優勝した感想を聞かせてください!
A:うれしい!3連覇だったので、よかったです!

Q:途中、接戦になりましたが緊張感などはありましたか?
A:三年間学習院大学と決勝で当たって勝っていたので、メンタルを保つことができました。今年も勝てるだろうなという気持ちがあったので緊張はしませんでした。
どちらかというと一試合目の成城大学との対戦の方が不安でした。

Q:来年に向けての意気込みはありますか?
A:私たちは今3年生なので後輩に4連覇、5連覇目指して頑張ってほしいです!

バスケットボール男子

決勝まで進出した、男子バスケットボール!試合会場は緊張感に包まれ、観客と応援団からは大きな期待の声が響き渡ります。決勝戦を前に、選手たちはコートサイドで最後の調整。緊迫した最中にも、リラックスした表情も見られます。最後にお互いが声を掛け合い、気持ちを一つにする姿からは、チームの強い絆と勝利への決意が伝わってきました。
試合中は熾烈を極める攻防やロングパスによる激しい展開の中、得点が入る瞬間までつい呼吸を忘れてしまいそうでした。

成蹊 激闘の末、準優勝を飾る

試合が始まると、両チームとも一歩も引かない白熱した展開に!序盤は相手の速攻とフェイントに苦しめられましたが、鋭いパスが繋がり、ゴールが決まるにつれて、ベンチや観客席には他の試合を終えた選手や応援団が続々と集まり、アリーナのボルテージは最高潮に!
第4クォーター終盤、劣勢の中でも、最後までベンチとコートが一体となり戦いました。
惜しくも、準優勝となりましたが、選手たちの全身全霊をかけたプレーは見る者全てを圧倒しました!

空手道

「四大戦」というとサッカーやバスケットボールのような点を取りあう競技を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、1日目には空手道や少林寺挙法、合気道といった演武会の披露もありました。
空手道の演武会では成蹊大学空手道部の部員たちが、型の披露と試割りを目の前で、時には説明を交えながら行ってくれるという貴重な体験を写真に収めることができました。型の披露では、力強く鋭い演武を、試割りでは、厚い木の板を迷うことなく息をのむほどの鮮やかな動きで見せてくれました。

空手武道部主将の方にインタビューしました。

Q.空手道はいつから始められたのですか?
A.小学校1年生の頃です。

Q.試割りなど空手道には痛みを伴う行為もたくさんありますが、練習は大変ではないですか?
A.長いこと続けているのできついことは現在ありませんが、始めたての頃は多くの人が足がパンパンになって大変だとよく言います。

Q.なぜ楽とは言えない練習を乗り越えて、空手を続けているのですか?
A.空手道が好きだからです。また災害などの非常時に自分を、そして周りの方々も、この武道で得た知識や経験を活かして守ることができるからです。

軟式野球

絶好の野球日和と言える穏やかな気候のもと、2日間に渡って開催された軟式野球。
選手を力強く後押しするチアリーダーの声援のもと、成蹊大学が晴れて優勝を果たしました!!しかもチームの構成メンバーは全員が部活動引退後の学部4年生。定期的な練習の場のない中での快挙でした。

2日間に渡る長期戦ののちに優勝を掴んだ、皆さんにインタビューをさせていただきました!

Q.優勝された今のお気持ちを教えてください。
A.とてもすがすがしいです。これが今までの集大成だと感じます!

Q.初戦から手ごたえはありましたか?
A.構成メンバー全員が学部4年生ということもあり、揃って練習ができる機会が少なく、初戦の手ごたえはあまりありませんでした。ただ2戦目以降は良いリズムに乗れているな、と感じていました。

Q.これから四大戦に出る後輩たちに残したい言葉はなにかありますか?
A,簡単じゃないぞ、ですね。

教職員テニス

今年もあります教職員種目。昨年度は計3種目のすべてを勝ちで納めましたが、今年はどうなったでしょうか?

昨年度久しぶりの優勝を果たした教職員テニスは、連覇を目指しひとつひとつの試合に全力で挑みました。武蔵大学・学習院大学との試合を圧巻の技術と息の合った連携で勝ち切り、迎えた成城大学との1戦。3つの試合が同時進行する中、1つの試合で敗北。あとがなくなった成蹊陣営でしたが、落ち着いて自分たちのプレーを全うし残りの試合を制しました!

無事連覇を達成した直後に、感想を聞いてきました!

Q.優勝した感想を教えてください!
A.よかったです。最後の試合はかなり接戦になってしまったので優勝できて安心しました。

Q.第3試合の成城大学相手に、どの試合もかなり苦しめられていた印象でした。意識されたことはありますか?
A.実は、去年対戦したペアと今年も当たりました(苦笑)
だからこそ、相手がどういう戦術でゲームを組み立てるかわかっていたはずだったのに、ここまで接戦になってしまい焦りました。
とにかく自分たちがサーブをするときは絶対に勝ち切ること、相手のサーブの時に一回でもゲームを取ることを意識したので、結果上手くいってよかったです。

Q.昨年もインタビューをさせていただきましたが、その際に目標は連覇と伺いました。無事達成されましたが、達成した感想を教えてください!
A.勝つことって、なかなか大変なんだなということです。初戦と次戦はうまくゲームをどの試合も展開できたから、流れで最後も勝ち切れるかなと思いましたが、思った以上に均衡状態が続くゲームが多く、とにかく今連覇を成し遂げて安心しました。

Q.無事に連覇も達成されましたが、また来年度も参加されるかと思います。来年度に向け何か意気込みなどはありますか?
A.今のメンバーでいる限りは優勝し続けていきたいです。若い先生・強い先生が多くいる今だからこそ、しっかり練習を積み重ねて、来年はもう少し楽に優勝したいです!

教職員ソフトボール

四大戦2日目は、テニスだけではなくソフトボールも教職員種目として実施されました。こちらも昨年優勝をしており、今年は2連覇を目指しました。
初戦は成蹊側の打線が得点を量産し、危なげなく勝利!続く2試合目は先に6点を取りましたが、途中3点を返され危うく流れを持っていかれそうになりました。しかし、無事に悪い流れを断ち切り優勝。無事に2連覇を達成しました!
教職員ソフトボールには、学生広報委員会がお世話になっている職員が多く出場していました。普段は見ることのできないスポーツに熱中した姿を見ることができ、大変楽しかったです!

優勝した際に、インタビューをさせていただきました!

Q.優勝おめでとうございます。感想をお願いします。
A .まずは、怪我無く試合を終えられたことに感謝と、無事に2連覇を成し遂げられてよかったなと思います。

Q.2連覇に向けて意気込みなどはチームの中でありましたか?
A.とにかく、「武蔵・成城・学習院をすべて倒す」ことをチーム皆で意識していました。その成果が出たのかなと思っています。

Q.今日振り返っていく中で、この試合が一番苦しかった・大変だったと思う試合はどこでしたか?
A.決勝で途中6-3と取り返されだしたところは、一番焦りなどが出ましたが、ピッチャーが最後までしっかり抑えてくれたので、今はほっとしています。

Q.来年度に向けて意気込みをお願いします。
A.当然3連覇は目指しますが、とにかく成蹊大学の総合優勝が見たいです!だからこそ、学生に少しでも勢いをつけることができるよう頑張りたいです。

いかがでしたか?
今年の四大戦は1日目2日目ともに天候に恵まれ、最高のコンディションで、一度も会場で観戦したことがない、という人には是非実際に見に行って、この雰囲気を味わって欲しいと心から思える試合を間近で見ることができました。
2日目に行われた今年初の試みであるダンスと、四大戦最終日である3日目の様子が気になる方は是非続きの「四大戦2025 其の二」をご覧ください!

また、学生広報委員会の活動について知りたいと考えている方はこちらのリンクからどうぞ!


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担当/松尾・長嶌・吉田・新名
撮影/宮崎・新名