先輩たちに聞く!履修の決め方|Vol.3 理工学部編

新入生、新2年生、そして履修に悩むすべての成蹊生のため、私たち学生広報委員会が全学部の先輩たちに履修の決め方を聞いてきました!(第1回経済学部・経営学部編」、第2回文学部・法学部編」をまだ見ていない方はコチラもチェック!)

最終回となる第3回は「理工学部編」。
理工学部は「学科によって学ぶ内容が大きく変わる」という特徴が。自分が進学する学科ではどんな内容を学んでいくのかを要チェック!文系とは異なる履修事情なども覗いていきましょう!

Vol.3 理工学部編

理工学部物質生命理工学科 M.H.さん 1年次の履修

☆時間割は詰まらないように…!

時間割を見ると、1限から4限に必修が入っているのは珍しいことではないとわかると思います。また、必修は前期・後期どちらも10コマ程度で、他の学部より少し多いのも理工学部の特徴。自分で選択する科目は、必修と被っているかどうかはもちろん、時間割を詰め込みすぎていないかにも注意する必要があります。1日4コマ以上授業があるのは思ったより大変です。4コマ以上の授業は週2回までに抑えるようにしていました。

☆化学、物理、生物は必修科目

1年次は、化学、物理、生物をまんべんなく学んでいきます。それらはすべて必修科目です。苦手な科目があるかもしれませんが、単位を落とさないように!

☆クラス分けについて(理工学部の場合)

前期「科目名Ⅰ」→後期「科目名Ⅱ」の科目は、前期後期ともにクラスが変わりません。特に、後期に準必修科目となる「基礎化学Ⅱ」や「基礎物理学Ⅱ」は、クラスを間違えてしまうと履修ができなくなってしまうので、要注意です。

☆基本的に、成績はレポートがあってもテスト中心につけられる

成績は、毎回レポートが出たうえで、テスト(対面・オンライン関わらず)によってつけられることが基本です。テストは毎回の小テストか、期末テストのどちらか。これを聞くと、「レポートよりもテスト対策をしていれば良い」と考えてしまう人がいるかもしれませんが、毎回のレポートにきちんと取り組んでいかないと、テスト対策に苦戦し、テストの結果が悪かったということになりかねません。普段のレポートから、真剣に取り組むことが大切です。

☆用意しておいた方がいいもの

レポートは手書きのものが多いため、レポート用紙は必須。実験では約10枚レポートを書くこともあるので、レポート用紙を切らさないことも大切です。グラフ用紙も用意しておきましょう。

☆部活・サークル活動やアルバイトも!

理工学部は忙しく、部活やサークル活動、アルバイトができないのではないかと心配する人がいると思いますが、そんなことはありません!私の周りでも、部活やアルバイトをしている人がたくさんいます。学業以外に、大学生ならではの活動も楽しんでいきましょう!

理工学部情報科学科 Y.O.さん 2年次の履修

☆コース分けを意識した履修を!

情報科学科は2年後期から「システムソフトウェア・ネットワーク」「メディア技術」「情報数理」の3つのコースに分かれます。(2020年度入学者からは「コンピュータ科学分野」「データ数理分野」の2つのコース。)

コース配属は2年前期までの成績を考慮して決まるので、GPAが低く、第一希望が通らなそうな人は、前期までバランス良く取るのがオススメ。僕は第一希望の「情報数理」を5コマ、第二希望の「メディア技術」を3コマ、第三希望の「システムソフトウェア・ネットワーク」を1コマ履修していました。

☆留年しやすい学部…!

理工学部は他学部より留年しやすく、そのなかでも情報科学科は留年する人が多いそうです。理由は必修の難易度が高いうえに、必修を1コマでも落としてしまうと即座に留年の危機が迫ってくるから!特にプログラミングの授業は学科のすべてに通ずる内容なので、絶対に落とさないよう気を引き締めましょう!

☆自習はマスト!?

プログラミングは一朝一夕では身につかず、授業外の時間も自習をしておかないと置いていかれる可能性大。僕は講義内容の書かれたレジュメを2、3日前に読み込み、先輩からもらった過去問などを事前に行っていました。

☆全休や空きコマを有意義に活用!

理工学部だけではなく他学部にも言えますが、全休や空きコマはとても大切!特に空きコマは作ることを忘れがちですが、授業時間内に終わらない課題が出る授業も多々あるため、作っておくとぐっと楽になります。

対面授業なら、大学図書館内のクリスタルキャレルや、6号館地下のカフェ「COMMichi」で自習をするのが個人的にオススメ!集中して課題に取り組めます。

理工学部は他学部に比べ、1年次は特にコマ数が多いため全休を作ることが難しいです。そこで2年次の今回は、あえて全休を後期水曜に作り、出かける時間も作る予定でしたが、コロナの影響で断念…。バイトや教習所、課題に取り組む時間に当てていました。

学生広報委員からのアドバイス(教職課程について)

理工学部の内容ではありませんが、本記事担当が教職課程の履修をしているため、少し教職課程について書いておこうと思います。

教職を取ることを考えている人は、科目が1限や5限にあったとしても、1年次に取ることができるものは取っておきましょう。後回しにすると、追いつかなくなってしまう可能性が!ただし、教職課程を優先しすぎて進級・卒業ができなくなってしまっては元も子もないので、上手く調整してくださいね!

履修の上限単位を考えるうえで注意しなければならないポイントとして、教職課程科目は卒業の必要単位・上限単位に含まれないものが多いです(GPAにも含まれません)。上限単位としてカウントしてしまうと、成績が出たときに、「思っている単位数と違った…」なんてことになってしまうので、気をつけて!

また、教職課程科目のほかにも、成蹊教養カリキュラムの中での必修科目や、教科ごとの必修科目も存在するので、教職課程履修ガイドでよく確認をしてください。

先輩たちの履修事情はいかがだったでしょうか?本記事が少しでも皆さんの履修の参考になれば幸いです。履修を成功させて満足のいく1年間を過ごしましょう!

※時間割や科目名等は2020年度の旧カリキュラムのもので、変更されている可能性があります。必ず当該年度の履修要項等で最新の情報を確認し、履修の手続きを行ってください!

<文>
矢向・藤嵜