経済学部の学び

少人数教育のゼミからゲーム理論と行動経済学

経済経営学科※ 3年(2019年度取材時) 金井 美波 さん 私立湘南学園高等学校 出身

興味を持ったきっかけ:
数学的、心理的というふたつの視点から社会経済を学ぶことができる点。
ゼミの魅力:
自主性が鍛えられ、一人ひとりが輝けるゼミ。
将来のビジョン:
音楽など、創造することを武器にしている人をサポートする仕事がしたい。

性格の異なるふたつの理論で
身近な経済を読み解く

ゼミは、自分で数式を作り、学生同士で「どう理解したか」を確認しつつ進める形式です。分からないことはゼミ内でどんどん聞けますし、先生も丁寧に説明してくれます。前期はゲーム理論について学び、オークション理論の研究を行いました。一番身近なインターネットオークションを取り上げて実際にデータを収集し解析をしながら、ゲーム理論の考え方に基づいて、入札金額の最適な決め方を数学的に証明していくというものです。後期は行動経済学について学んでいます。ゲーム理論とは違う視点で、日々の行動やさまざまな社会現象・経済現象を、心理的な側面からデータを収集し分析を行っています。ゲーム理論は「数学的・合理的」、行動経済学は「心理的・非合理的」な部分を扱う理論ですが、そのふたつの面から経済を学ぶことで、現実の経済行動が理解しやすくなります。私は音楽に興味があるので、音楽とゲーム理論・行動経済学とを関連付けて卒業研究に取り組みたいと考えています。

経済学部 吉田 由寛 教授 研究分野:ミクロ経済学、ゲーム理論

筑波大学大学院博士課程社会工学研究科を単位取得退学。UCSD客員研究員,メキシコ大学院大学客員研究員を経験。ミクロ経済学をはじめ、ゲーム理論、情報の経済学を研究テーマとしている。

本質を見抜く目を
身につけよう

ゲーム理論も行動経済学も実社会で活用できるものです。また、何よりもそれらの学問の考え方を吸収することで、物事の本質を見抜く確かな洞察力が身につくでしょう。学問自体を楽しんで、学問的な発見・気付きの感動をたくさん経験してください。

  • 2020年4月より新しい経済学部(経済数理学科、現代経済学科)、経営学部(総合経営学科)に改組