学科・大学院

日本語力錬成科目

国際化が進み、異文化との接触が日常的になった今日においては、実践的な〈日本語力〉がますます求められます。その要求に応え、美しく豊かな日本語の運用能力を習得するために、「話す」「書く」「表記・表現」「応用力」などを学ぶ科目群を設置しました。(日本語力錬成科目は、日本文学科の専門科目ですが、他学科の学生も履修することができます。)

日本語を正しく話す

アナウンサー経験者などを講師に迎え、発声練習、場面に応じた会話の型や敬語の学習等によって、日本語を適切に話して伝える技能を学ぶとともに、音読練習、名文の学習等によって、豊かな音声表現力を身につけます。情報を整理して説明し、聞き手に正確に伝える表現力も学びます。

創作講座

短歌・詩・小説・エッセイ等を「書く」ことに興味のある人、編集者・国語教師を志望する人などを対象に、作文のアドバイスをします。自分の感情や考えを言葉にして表現する能力を磨き、創作の喜びを味わうことのできる作品づくりを実践します。

日本語表現の特質

言語表現・文字表現に関する専門知識と、日本語の優れた伝達力・表現力を学びます。表記法や漢字の書き分けを学ぶ「文字表現」、敬語の本質・運用を学ぶ「敬語表現」、文語体の文章や言い回しについて学ぶ「文語表現」、比喩の種類や技法を学ぶ「比喩表現」など、年度によってテーマが変わります。

応用日本語講座

日本語・日本文学の考察に応用できる力、研究に活用できる実践力を身につけます。日本語テキストの処理方法や、電子化資料を利用した用例検索方法など、コンピュータの知識・技術を習得したり、日本語と外国語との対照研究を学ぶなどして、応用力・実践力の向上を目指します。