第三弾!!美術館巡り~東京都現代美術館「パートナーシップ」制度を使ってみよう~
皆さんは、「パートナーシップ・キャンパスメンバーズ」制度についてご存じですか?これは、学生証を提示すれば、入会している大学の学生や教職員が、美術館・博物館等の展示を無料、もしくは割引料金で何度も観覧することができる制度です。
現在、成蹊大学の学生は、都内16の施設で適用されます! 各メンバーシップの詳細は、記事の最後で紹介していますのでぜひご確認ください。
今回、私たち学生広報委員会はこの制度を利用し、東京都現代美術館へ向かいました。
その時の様子をリポートします!
東京都現代美術館とは
東京都現代美術館(以下MOT)は、1995年3月に芸術文化の基盤を充実させることを目的として開館しました。
現代美術の流れを見ることができるコレクション展示をはじめ、国際展など特色ある企画展を開催しています。絵画・彫刻・ファッション・建築・デザインなど幅広い分野の現代アートを扱っています。
最寄り駅は、東京メトロ半蔵門線・都営地下鉄大江戸線「清澄白河駅」のほか、東京メトロ東西線「木場駅」・都営地下鉄新宿線「菊川駅」です。
開館日や時間はコチラから公式サイトでご確認ください。
東京都現代美術館の外観と入場
緑豊かな木場公園の隣にたたずむ、広く細長い建物が東京都現代美術館「MOT」です。
館外にもユニークな作品が数多く設置されており、興味を惹かれました。
奥へと続くエントランスホールを進むと、コレクション展示室があります。受付の方に学生証を見せ鑑賞スタートです!
~1階の様子~
開館30周年記念 MOTコレクション 9つのプロフィール1935-2025
私たちはまず、8月2日~11月24日まで開催されている、「開館30周年記念 MOTコレクション 9つのプロフィール1935→2025」を訪れました!
入り口を入ってすぐ、目の前には巨大な彫刻が出現します。
これは、1988年にアルナルド・ポモドーロよって制作された《太陽のジャイロスコープ》です。ギャラリーは吹き抜けとなっており、光が差し込んだときの姿はまさに圧巻です。
アルナルド・ポモドーロ《太陽のジャイロスコープ》1988
1階では、戦前戦後の厳しい最中で作られた作品、昭和30~40年代で不安定な社会を変えようとした作品が展示されています。
時代を遡るように鑑賞をしてゆくため、当時の人々がどのような思いで生活をしていたのかを感じることができます。
3階に上がると、1985年以降の作品が展示されていました。昭和から平成、そして令和へと時代が移っていくとともに、アートの世界でも発想や視点が変遷していく様子が伝わってきました。
青山 悟《News From Nowhere(Rihanna)》2017
淺井裕介の《泥絵・素足の大地》は、16枚のパネルが組み合わさっており、それぞれに作家の意図が含まれています。一つ一つのパネルにストーリーがあるように感じられ、とても迫力のある、壮大な印象を受けました。
淺井 裕介 《泥絵・素足の大地》 2011
笹本晃 ラボラトリー
次に私たちが訪れたのは、8月23日~11月24日まで開催されている個展「笹本晃 ラボラトリー」です!
実際に訪れてみると「ラボラトリー」と名前にあるように、美術館の空間が実験や検証の場として変容されたかのようでした。
《Strange Attractors》(左)
《Sounding Lines》 (右)
踏み込んだ瞬間、音や光、動きが予期しない形で響き合い、先には何が待っているのかという好奇心を掻き立たせられる不思議な空間。五感を刺激しながら、実際に作品に触れることでしか得られない特別な体験でした。
まとめ
皆さんいかがでしたか?今回は東京都現代美術館へ伺いました。時代の変化を「美術作品」から見ることで新しい発見に出会うことができました。また、館内には28万冊に及ぶ資料を所蔵する美術図書室が設置されているほか、幅広い来場者へ向けた「美術館講座」「ワークショップ」なども開催されているため、より美術を身近に感じることができます。
今年度1月には、東京国立近代美術館を訪れました!その時の様子は、コチラからご覧ください。
パートナーシップ・キャンパスメンバーズ制度を利用するには必ず、学生証が必要になりますので、忘れずに持っていきましょう!美術館・博物館をお得に利用し、新しい発見をする旅に出てみませんか?
担当/澤田・日野・米澤・橋本
写真/宮崎・澤田
画像/博物館・美術館パートナーシップ・キャンパスメンバーズから引用