2022年度前期ノートテイクプロジェクト活動認定証・表彰状交付式

9月28日(水)の昼休み、6号館602教室で前期ノートテイク(以下NT)プロジェクト活動認定証・表彰状交付式が行われました!

NTプロジェクトとは聴覚障がいのある本学学生のために、授業の内容を文字に書き起こすことで支援する仕組みです。
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現在、支援の対象となる方はいませんが、この活動を途絶えさせないために実践を想定して週2回ほど活動しています。
今回の交付式では7人のノートテイカーの方々が表彰を受けました。



プロジェクトリーダーの平尾由紀子先生と受賞者の皆さん、プロジェクトスタッフの皆さん

インタビュー

受賞者の方にインタビューさせていただきました!
応じてくださったのは、理工学部3年の柏木菜々子さん(以下、柏木さん)と文学部2年の MYさんです!

まず初めに、二人の役職は?

柏木さん:NT学生リーダー です。
MYさん:新人ノートテイカーです。

この活動をどこで知り、なぜ始めたのですか?

柏木さん:ポータルで知りました。聴覚障がいを持つ人を支援することができるだけでなく、技術面でも学べることがあるため始めました。
MYさん:ポータルで知りました。もともとボランティアに興味があり、NTは聞いたことがなく、新しい挑戦をしてみたいと思ったからです。

良かったこと・大変だったことはなんですか?

柏木さん:良かったことは、パソコンとスマホの併用の仕方※や違う学部の授業を学べること。一方で、オンラインと対面のノートテイクの違いを理解することは大変でした。

広報委員:一年次より活動していた柏木さんだからこそ感じた大変さですね!

※ノートテイクでは、二人一組になり、一つのツールを使って同時に文字を書き込みます。一人がパソコン、もう一人がスマホを使って文字を書き込むため、連携が大切になります。

MYさん:良かったことは(柏木さんの回答に加えて、)表彰されたことです。大変だったことは授業の内容について事前に知っておく必要があることと、スマホのフリックですばやく文字を打つこと。また前期はNTの利用者がいなかったため、モチベーションの維持にもやはり苦労しました。

表彰された感想をお願いします。

柏木さん:びっくりしました。リーダーとして新人教育を行いつつ、コマリーダーも兼任することで後期も頑張りたいです!

※ここで、リーダーとコマリーダーの違いとは?
リーダーは、ノートテイカーが不足している際に代わりに授業に出るピッチヒッターや先生との調整役。コマリーダーは、授業の中でのリーダーであり、授業のスタイルによって柔軟に対応する必要があります。
つまり、リーダーはコマリーダーよりも広い役割を持つのですね!

MYさん:嬉しいです!!自分がやってきたことが報われた気がしました!

NTに興味がある方へコメントをお願いします!

柏木さん:NTは障がい者理解を深められるのはもちろんのこと、どうすればNT利用者にとってわかりやすい伝え方ができるかを考えながら活動するため、イメージトレーニング力を養うことができます。それに加え、とてもアットホームな雰囲気です。新しいことに挑戦したい人にはオススメです!

MYさん:みなさんはNTにはあまり馴染みがないと思います。そのため、NTに対して“聞いたことがない不安”があるのではないでしょうか。しかしNTはアットホームな雰囲気で、わからないことは先輩がしっかり教えてくれますし、使用機器は説明書もちゃんとついています。不安があってもあまり心配せず、まずは気軽に臨んでみてください!

最後に、プロジェクトリーダーの平尾由紀子先生とプロジェクトスタッフの方からコメントをいただきました!

平尾先生:今年度は利用学生がいない中での活動という前代未聞の状況にありましたが、ノートテイカーの皆さまが真剣に取り組んでくださったため、NTの活動を無事に次世代へ引き継ぐことができました。

スタッフの方:今年度のノートテイカーの皆さまは、利用者がいなかったため人のためになっている感覚を例年よりも感じられなかったと思いますが、その中でもよくがんばってくれました!

インタビューを受けてくださってありがとうございました!!この記事で少しでもNTプロジェクトの魅力が伝われば嬉しいです!

担当/高橋・筒井
撮影/中江