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「社会的インタラクション支援」研究プロジェクトがスタートします

Society5.0では、人間の様々な活動についてのビッグデータをAI(人工知能)が学習・解析し、その結果を人々の生活に役立てることが目指されています。「サイバー空間とフィジカル空間の融合に基づく社会的インタラクションの支援」では、このようなSociety5.0の考え方に基づき、会話コミュニケーションに関する人工知能研究を行おうとするものです。フィジカル空間での人のコミュニケーション行動データ(言語、音声、表情、身振りなど)を収集し、このコミュニケーションのビッグデータを機械学習によりサイバー空間でモデル化し、これに基づきアプリケーション基盤を実装することにより、Society5.0に寄与する技術を開発することを目的とします。

具体的には、人の表情や言語を解釈し、ユーザに合わせた応答を返しながら、良い聞き手となってくれる会話エージェントの開発や、グループ議論の要約、各参加者特性の解析結果などを可視化して提示することにより、コミュニケーションを効率よく把握することができる、コミュニケーションブラウザの開発に取り組みます。

研究代表者:理工学部教授 中野 有紀子