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<報告>成蹊大学Society 5.0研究所 第4回講演会「地域文化資源のデジタルアーカイブ」

■主催
成蹊大学Society 5.0研究所
■開催日:
2022年5月21日(土)
■時間:
14:00~16:05
■会場:
4号館ホールとオンライン配信のハイブリッド開催
■参加者数(申込者数):  
303名(391名)
※録画視聴者人数を含む
■主催者代表:
小川隆申(成蹊大学Society 5.0研究所副所長)

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「地域文化資源のデジタルアーカイブ」というテーマで講演会を開催しました。「地域文化資源」とは、公的に保存される歴史的資源に対し、市民や民間団体が所蔵する昔の写真や映像などの文化資源を指します。ITツールの普及により、こうした文化資源をデジタルアーカイブする取り組みが様々な地域で行われるようになってきており、本学でも文学部の授業で理工学部と連携して取り組んでいます。また、実空間とデジタル空間(ネット空間)にまたがる活動であり、その内容には社会学、理工学、法学など学際的な要素や課題も含まれるため「Society5.0的」なテーマでもあります。

本講演会ではまず様々な地域でデジタルアーカイブに取り組んでいる立教大学・長坂俊成教授に具体的事例をご紹介いただきました。デジタルアーカイブの意義や楽しさに加え、著作権や肖像権などの権利処理には非常に難しい課題があることなども説明されました。

その後は吉祥寺における地域文化資源アーカイブの取り組みについて講演がありました。まず、吉祥寺の昔の写真を数多く所蔵する吉祥寺今昔写真館委員会についてご紹介するとともにオンライン写真展を行いました。次に同委員会と連携した授業について文学部・見城教授から、そしてそのデジタル化について武蔵野商工会議所・矢口氏からそれぞれ説明がありました。最後に理工学部・小川から今後の展望について話題提供し、参加者との意見交換も行いました。本講演会が吉祥寺の、そして本学におけるデジタルアーカイブが進展する契機になればと思っています。ご協力・ご参加くださいました皆さまに感謝申し上げます。



(成蹊大学Society 5.0研究所副所長 小川隆申)