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「ランニングフォーム評価システム実装評価」研究プロジェクトがスタートします

 高齢化が進む日本では健康維持が社会的課題となっています。健康維持のためには適切な運動が重要で、ランニングは手軽に行うことができる適度な運動の1つです。運動不足解消やダイエットにも貢献するランニングですが、無理な姿勢で走ってしまうと逆に足腰を痛めてしまうこともあります。また、競技目的で走る人にとっては自身のランニングフォームを評価することに関心を持つことでしょう。ところが、ランニングフォームを評価するためには客観的な視点と専門的な知識が必要で、手軽に評価を受けることはできません。
 そこで本研究プロジェクトでは、情報技術を活用してカメラから自動的にランニングフォームを評価するシステムの開発と社会実装に取り組みます。具体的には、ランニングの専門家やスポーツ医学の専門家、フィットネスクラブを運営する企業と協力し、ランニングフォーム自動評価システムを開発し、システムを実際のフィットネスクラブに試験的に導入して運用・評価し、その結果をもとにシステムを改良してきます。これにより、スポーツ施設等で手軽にランニングフォームのアドバイスを受けられる社会の実現を目指します。


研究代表者:理工学部助教 新村 文郷