経済学部のリアル
授業紹介

経済史の基礎


総合的な学び

歴史・制度

KNOWLEDGE

巨大なスケールで見ていく「人類の経済史」

「経済史」というと、近代以降の資本主義経済の歴史を学ぶ科目だと思われるかもしれません。しかしこの授業では、アフリカでヒト(ホモ・サピエンス)が誕生し、地球上に拡散し、最も寒かった時期を耐え、農耕および牧畜を始め、「富」を生み出し、そして今日の経済のしくみをつくっていくまでの巨大なスケールの歴史を見ていきます。現代の経済とは一見、無関係のような大昔のことをこの授業で学ぶのは、なぜでしょうか。

つぎの経済のしくみを考えるヒント

今日の経済のしくみはある日突如として現れたのではなく、人類が何百万年もかけて生き延びながら、より良い生活を求めていろいろ試行錯誤してきた結果できたものです。それは決して完成形ではなく、これからも状況の変化に応じてまた大きく変わっていくでしょう。今後どのような新しい経済のしくみができていくのかを考えるヒントとして、人類の試行錯誤のプロセスを大きなスケールで学ぶことはとても重要なのです。

過去の「現代経済」を楽しもう

上で書いた意義はもちろん大事なのですが、今とは何もかも違う過去の世界を見ることは、それだけで楽しいことでもあります。みなさんにも、この授業で過去の「現代経済」を楽しみつつ学んでほしいと思います。