僕は商店街が大好きで、その街の商店街に行くためにわざわざ旅に出たりもします。商店街はどこも同じようにみえて、どれも違います。その特徴の一つが「街路灯」という商店街の灯でそこにかかっているフラッグも個性があります。
今回は成蹊生の通学路でもある3つの商店街でフラッグを作りました。それぞれにメッセージを書いたんですが、成蹊が吉祥寺に来て100年になること、吉祥寺の前は池袋にあったことを、メッセージみたいに強くというよりはなんとなく伝えたいと思いました。
五日市街道のフラッグの2枚はストーリーになっています。桃の木の下に男女がいる絵と、その木の下にみんなが集まってくるという絵。これは「成蹊」の由来になった「桃李不言 下自成蹊」の言葉がモチーフになってます。よくみると男女の絵の時にあった桃の実がひとつ落ちて、もうひとつの絵では少年がそれを持っています。