国際共創学部(仮称)
環境サステナ
ビリティ学専攻(仮称)

「環境」「地理」をキーワードに、
世界をつなぐ、新しい光を。

※収容定員増加の認可申請中(2025年4月時点)。
内容等は変更となる場合があります。

※収容定員増加の認可申請中(2025年4月時点)。
内容等は変更となる場合があります。

環境サステナビリティ学専攻の特徴

個人を取り巻く社会課題を
学び、
本質を見抜く探究を。

例えば、気候変動や資源の枯渇、廃棄物の増加といった課題。これらは単なる環境問題にとどまらず、経済や人々の健康、地域社会のあり方にまで影響を及ぼします。
様々な要因が絡み合うこれらの社会問題の本質を理解し、自分たちの日常とのつながりを知ることを通して、未来社会に必要な課題探究力を身につけます。

地理学や環境学、
文化的側面を
理解し、
課題解決策を導き出す。

世界的課題に対する課題解決策を導くためには、多角的な視点からの学びが必要不可欠です。
本専攻では、地理学や環境学をベースに文化的側面から課題解決力を修得。複眼思考による課題への深い理解を通して、企業や自治体、国際機関など、さまざまな分野で活躍しながら未来をリードする力を身につけます。

学びのテーマ

グローカル
経済空間論

地理空間と
産業活動の関係を考える

サステナブル
観光論

持続可能なツーリズムとは?
持続可能な観光地域とは?

環境学・地域研究

自然と人間の
持続可能な関係を
探究する

地形地質・防災論

身近な環境の
仕組みを知って災害に強い
街づくりを考える

気候変動論

気候変動問題に
グローカルな視点で
アプローチ

グローバル
地球環境学

宇宙から地球環境を
俯瞰する

情報環境学

数理の力で
自然や社会を理解する

カリキュラム

1年次

4年間の学びの基礎づくり。

独自の教養カリキュラムや基盤科目をはじめとする、基礎的な科目を幅広く履修。「フィールドワーク入門」や「サステナビリティ概論」といった科目は、当学科・専攻ならではの学びの入り口にもなるなど、4年間の学びの礎となる知識・スキルを身につけていきます。また、学生のレベルに合わせた英語関連科目も履修し、グローバルな学びに向けた基礎を固めていきます。

<授業例>
 
●スペイン語基礎 

○国際共創入門 ○サステナビリティ概論 
 ・・・など

○:専門科目 ●成蹊教養カリキュラム

2年次

発展的な思考を身につける。

「環境」および「地理」に関連する学びをさらに深める「発展科目」や積極的なフィールドワーク等をとおして、より実践的な知識・スキルの修得を目指します。また、英語科目ではトピック演習として「英語文献講読」を履修するなど、専門分野・専門用語にふれながら、論理的思考や批判的な読解能力等を身につけます。

<授業例>
○英語文献講読 
○Japanese Contemporary Issues
○気象学  

● Academic English Communication ・・・など

○:専門科目 ●成蹊教養カリキュラム

3年次

ゼミ等で確かな専門性を獲得。

1・2年次の基盤科目および発展科目の知識・スキルを前提にした「地理学・地域学特殊講義」など、専門性を高めた学びが中心に。ゼミナール活動によるディスカッション能力向上のほか、「グローバルスタディプログラム」および副専攻の履修など、環境サステナビリティ学領域における内容をより複眼的な思考で深めていきます。

<授業例>
○演習I・Ⅱ ○地理学・地域学特殊講義 

  
○海外フィールドスタディ ・・・など

○:専門科目 ●成蹊教養カリキュラム

4年次

卒業研究を通して学びの総仕上げ。

4年間の学びの集大成と位置付け、自ら設定したテーマをより深く学び、掘り下げながら、学生一人ひとりが「卒業研究」をまとめ上げます。専門性の体系化はもちろん、培ってきたアカデミックな表現力や思考力を活用していくことも重要に。社会人になったあとも活躍していけるよう、将来を見据えたこれまでの学びの総仕上げを行います。

<授業例>

 ・・・など

○:専門科目 ●成蹊教養カリキュラム

目指す将来像

持続可能な社会の実現を目指し、
問題解決へと導く人へ

人と自然環境との関わりを学び、人と自然が共生する持続可能な社会の実現のため、環境に関わる様々な課題の研究や問題解決に意欲を持つ人となることを目指します。

卒業後の進路

目指せる職業

●民間企業のグローバル部門・サステナビリティ(CSR)部門・企画部門

●国家公務員・地方公務員(国際交流部門や環境保全部門等)

●独立行政法人(国際協力機構[JICA]等)

●地域づくり等の団体や社会的企業

●登録日本語教員 ●大学院進学

就職サポート

納得した進路を歩めるよう、成蹊大学では個別相談によるキャリア支援を重視。キャリア形成にかかわる相談に対し、一人ひとりの目標や特徴に合わせたアドバイスを行っています。また、年次ごとで段階的に行うキャリア教育のほか、グローバル意識の高い学生を対象とした「三菱海外ビジネス研修(MOBT)」、成蹊大学独自の産学連携プログラム「丸の内ビジネス研修(MBT)」など、企業と連携した実践的な人材育成プログラムも豊富です。

目指せる資格

●登録日本語教員

<日本語教員養成コース>

日本の文化や言語に興味を持ち、日本語を学びたいという外国人は増加傾向にあります。海外からの留学生や日本で就職したい外国籍の方など、日本語が⺟語でない人に対して、日本語や日本の文化などを教えたり、日本語の学習を支援する。それが「日本語教員」です。
日本語や日本文化を通じて外国の人との交流を深めたい、海外からの人材を受け入れている企業や団体で働きたい、といった人向けに、国家資格である「登録日本語教員」をめざすコースです。

* 「日本語教育の適正かつ確実な実施を図るための日本語教育機関の認定等に関する法律」(令和5年法律第41号)に基づき、文部科学省への登録申請を、「登録日本語教員養成機関」は2025年度に、「登録実践研修機関」は2027年度に、それぞれ行う予定です。そのため、文部科学省における審査の結果、予定している各機関の開設時期等が変更となる可能性があります。

Intercultural Communication

英語コミュニケーション能力を鍛え、異文化理解・コミュニケーションに関する基礎的な知識や具体例を学びます。海外留学や研修も視野に入れ、自分とは異なる背景を持った他者とのコミュニケーションにおいて留意すべき事項を実践的に学びます。

環境科学基礎

地球環境、大気環境、水環境、土壌環境、廃棄物などの環境科学について学修します。過去から現在までの環境問題とそれらを取りまく様々な科学的、社会的な背景を理解することで、持続可能な開発への糸口を探ります。

フィールドワーク入門

実際の現地調査を通じて、データ収集、観察、測量、地図作成などの実践的なスキルを修得します。大学が立地する吉祥寺エリアを対象に実地調査を行い、その後調査結果のプレゼンテーションを行います。

都市防災学

都市部の災害リスク管理と対策に焦点を当て、地震、洪水などの自然災害に対する被害のメカニズムについて理解を深めます。国際社会における防災政策についても議論し、グローバルな視野を持った防災意識を養います。

地理情報科学

地理情報を(コンピュータで)系統的に処理・表示・分析し、自然環境や人間活動の空間的な傾向や変化を学修します。地図やGIS(Geographic Information System)の概念や基礎的な知識を学修します。

観光地理学

観光・ツーリズムに関する地理学の学びの中で、時間的・地域的展開に着目し、古くからの文化的伝統に根差しながらも時代に合わせて変化する観光行動、またそれに対応して成長・衰退する観光地域の実態を理解します。

地域資源論

日本における地域資源の「発見」の歩み、また世界文化遺産や日本遺産といった取り組みの概要と意義を学んだ上で、現代の地方創生・地域創生の動きの中での地域資源の利活用について考えていきます。

地球環境学特殊講義

地球温暖化の原因としての人為的な温室効果ガス排出や自然変動、そしてそれが引き起こす極端な気候現象に焦点を当てます。気候変動の科学的根拠やメカニズム、さらには地域ごとの影響とその対策について学修します。

共創プロジェクト

共創プロジェクトでは、二つの専攻の文理融合の集大成として、地域における社会課題や、地域のさまざまな特徴や価値を見出し、課題の解決や地域の魅力の発信等に取り組むプロジェクトを実施します。

卒業研究のテーマ例

・人工衛星データを用いた地球環境変動

・地理情報システム等を用いた都市防災

・統計・社会経済指標データ等を用いた地域格差

・日本の農業の実情と課題に関する研究

・数理モデルを用いた人口変動予測

・環境問題のトポロジカルなモデルの探究