■講演タイトル
「AI革命-近代社会における『第二の革命』」
■講演者
宮川 繁氏(成蹊大学Society 5.0研究所特別顧問/マサチューセッツ工科大学(MIT)名誉教授)
■開催日時
2026年10月24日(土)10:30~12:00
■会場
成蹊大学4号館ホール
■参加者数
239名
■主催
成蹊大学Society 5.0研究所
■主催者代表
小森 理(成蹊大学Society 5.0研究所所長/理工学部教授)
2026年10月24日(土)、マサチューセッツ工科大学(MIT)名誉教授であり、成蹊大学Society 5.0研究所の特別顧問を務める宮川繁先生をお迎えし、Society 5.0研究所主催の第22回講演会を開催しました。本講演会は成蹊大学4号館ホールにて実施され、239名の方々にご参加いただきました。
今回は「AI革命―近代社会における『第二の革命』」と題し、産業革命の歴史を振り返りながら、AI時代の可能性と課題についてご講演いただきました。
講演の前半では、産業革命とAI革命を雇用や教育の観点から比較されました。経済協力開発機構(OECD)の試算やMITの経済学者ディビッド・H・オーター氏らの研究を紹介しながら、技術革新によって既存の仕事が失われる一方、新たな職種が創出されることを説明されました。特に、産業革命後の教育制度の拡充が新しい職業への移行を促し、中間層の形成や社会の発展に大きく貢献したことを指摘されました。
後半では、AI時代における新しい仕事の創出と教育の重要性についてお話しいただきました。世界経済フォーラム(WEF)の提言を紹介し、年間100日以上を学びに充てる必要性や、学習を仕事の一部として位置づける給与体系への転換について説明されました。また、新たな雇用を生み出す中小企業やスタートアップの役割、起業家教育の重要性についても言及されました。さらに、AIの倫理的な課題にも触れ、今後は人々が安心して利用できる「信頼できるAI」の構築が不可欠であることを強調されました。
講演後には参加者との活発な質疑応答が行われ、AI革命がもたらす社会の変化について理解を深める貴重な機会となりました。また、事後アンケートには188名から回答が寄せられ、「大変満足」「満足」と回答した方の割合は85%に達しました。自由記述でも、産業革命との比較が分かりやすかったことや、AI時代における教育の重要性について考える機会となったことなど、多くの感想が寄せられました。
最後に、ご講演いただいた宮川先生をはじめ、ご参加いただいた皆様に心より御礼申し上げます。
(成蹊大学Society 5.0研究所所長/理工学部教授 小森 理)