【サポセン特集①】学生サポートセンターについて知ろう!

これを読んでいる学生のあなた、「学業やバイト、進路、交友関係などで悩んでいることがあるけど、友達や親には相談しづらい...」という悩み、学生生活では何回も経験しますよね。あるいは、これを読んでいる受験生には、「大学に進学後、環境が一変することが怖い」「上京して一人でやっていけるか不安」という悩みをお持ちの方もいるかもしれません。そんな方にぜひ知ってもらいたいのが、成蹊生なら誰でも利用できる「学生サポートセンター」の存在です!略して「サポセン」と呼ばれることもあります。

今回は、「サポセンの名前は聞いたことあるけど実態は知らない!」「利用したことないけど、少し気になる!」という方へ向けて、サポセンについて詳しくご紹介します。また、サポセンのカウンセラーの方にお話も伺ってきましたので、ぜひ最後までご覧ください!!


学生サポートセンターとは

学生サポートセンター(以下、サポセン)は、成蹊大学1号館2階にあり、「学生の自己成長を促し、学生が主体的に学生生活を送ること及び卒業後も自立した社会生活を送ることができる力を身につけられるように支援すること」を目的としています。

大学は、全国から集まった多様な価値観を持つ人々と交流し、学び合う場所。また、高校生のときよりもさらに自立することを求められ、将来の進路選択を迫られる場所でもあります。このような大学生活を送るうえで、悩みを抱え込んでしまう人は一定数いるのではないでしょうか?
そんな時に私たちをサポートしてくれるのが、サポセンの「学生相談室」です!学生相談室では、カウンセラーとのカウンセリングやさまざまな心理支援を組み合わせて、私たちの成長をサポートしてくれます。

また、サポセンには「学生相談室」に加えて「障がい学生支援室」もあります!こちらは、障がいのある学生が障がいのない学生と平等に学修できる機会を確保することを目指した支援室です。実際には、学生と話し合いながら一緒に困難を整理し、必要な支援や配慮の提供ができるよう、関係教職員とも連携してコーディネートを行っているそうです。


サポセンをマスターしよう!Q&A

サポセンをもっと身近に感じてもらうべく、学生サポートセンターのカウンセラーの山崎さんにお話を伺いました!

~学生相談室について~

Q 学生相談室ではどのような相談を受け付けていますか?

A 大学生活を送るうえで生じる、あらゆる相談を受け付けています。例えば、学業、進路のこと、対人関係(友人、家族)、心身の不調、アルバイトや課外活動のことなど…。「こんなこと、相談していいのかな?」と心配になるかもしれませんが、その人にとっての大事なことを大切にしたいと考えています。

Q 相談室は「深刻な悩みを相談する場所」と思っている学生も多いかもしれませんが、日常の小さな悩みでも大丈夫ですか?

A はい、大丈夫です。なんとなく相談室は深刻な相談をする場所というイメージがあるかもしれませんね。もちろん、カウンセラーは特別な悩みについても対応できますが、外部のメンタルクリニックとは異なるスタンスでいます。
少し専門的な話になりますが、青年期は自分を作っていく大切な時期だと言われています。他者に本音で語り、肯定的にまるごと受け止めてもらう体験は、自分の可能性を広げ、多くの気づきをもたらし、肯定的な自己形成につながります。
友人や先生、家族など近いからこそ言いにくいこともあるでしょう。相談室は学内のことに精通しつつも、しがらみが少ない場であり、自分のことをゆっくり語れる場です。皆さんがより良く生きていけるよう、自分なりにやれている感覚をもてるよう、しっかりお話を聴きたいと考えています。

Q 実際にどのような相談内容が多いのでしょうか?

A 心身健康、進路修学の問題が多いです。特に、大学特有の「学業研究の問題」についての相談があります。「授業がわからなかったが、相談できる人がいなかった」と留年を機に相談につながるケースも少なくありません。全学的な特徴としては、1、2年生は大学適応の問題、3、4年生は進路や将来について話題に上ることが多いです。

Q 他の人には知られたくない悩みを持っている方も多いと思いますが、個人情報はどのように配慮されますか?

A 相談内容の秘密は守られます。相談室で話した内容が外にもれ、相談に来た方が不利益になることはないので、安心してお話ください。
ただ、命に関する相談などは少し異なった対応をとる場合があります。その場合も、しっかり本人の意思を確認しながら、誰に何をどこまで伝えるのかを丁寧に一緒に検討することに努めます。

Q 年間どれくらいの利用者がいるのでしょうか?

A 昨年は、実数で336人、のべ3240人が利用しています。来談率(来談者÷在籍学生数)でみると4.2%の人が利用しているので、学生の25人に1人は利用していることになります。

Q 学生相談室を利用しようか迷っている学生にひとことお願いします!

A 最初の一歩のハードルが高いと思います。「上手く話せるだろうか?」「ちゃんと、聴いてもらえるだろうか?」…。そのような不安があるのは自然なことです。でも、カウンセラーは聴くことのスペシャリストですので、話すことで混乱していたことが整理できることも少なくありません。人に頼れることは、その人の力です!ぜひ、迷っている方には、少し勇気を出して利用してもらえたらと思います。

~障がい学生支援室について~

Q 障がい学生支援室は、どのような障がいを持つ学生が利用するのですか?

A 視覚障がい、聴覚障がい、肢体障がい、内部障がい、発達障がいを含む精神障がいにより、継続的に修学や学生生活に困難を抱える学生が利用します。

Q 最近ではどのような支援がありましたか?

A 障がいによって、様々な支援があります。例えば、手すりの設置等といった大学内の環境を整える、授業中に安心して授業を受けられるように教室内の座席位置を配慮する等の支援がありました。
また、今年度はノートテイクを必要とする聴覚障がい学生はいませんが、技術継承のため、ノートテイカーの学生がいくつかの授業でノートテイク活動を行っています。


(ノートテイクについては過去に特集しています!ぜひこちらをチェックしてください✓)
「2022年度前期ノートテイクプロジェクト活動認定証・表彰状交付式」

「ノートテイカー大募集!!ノートテイクを知ろう!!」

Q 利用したい学生にひとことお願いします。

A.「障がいについて相談することで、成績や進路など不利益を被ることはないか」と心配する学生もいますが、そのようなことはありません。説明をすると「もっと、早くに相談にきていればよかった。」と言われることが多いので、安心して利用してほしいと思います。まずは学生サポートセンターにお気軽にご連絡ください!

サポセンの利用方法について

学生相談室や障がい学生支援室をご利用する際は、大学Webサイトの〈相談受付フォーム〉からご予約ができます。
直接の訪問や電話でも大丈夫ですが、事前に専用のフォームから予約をすれば、時間割の空きコマなどにゆっくりお話しできる時間を用意してくれるそうですよ。ちょっとしたご質問などでも、気楽にアクセスしてみましょう!


その他の情報は、大学Webサイトをご確認ください!また、カウンセラーやサポセン主催のイベント情報などについては、年に2回発行されている学生サポートセンターだより『サポセン』からもご覧いただけます。『サポセン』に掲載されているカウンセラーの方々のお話が興味深く、私は毎シーズン楽しみにチェックしています!(笑)

皆さん、サポセンを身近な存在に感じていただけたでしょうか?
次の記事では、サポセンが開催するイベント「らんちょんミーティング」に実際に参加し、その時の様子をご紹介します。ぜひご覧ください♪

担当/浅賀(荻原・丸山)