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【報告】成蹊小学校6年生理科校外学習「地層観察と化石採集」

担当者所属:成蹊大学理工学部・教職課程センター、小学校
担当者名:宮下 敦、林田 真治        

1.タイトル
成蹊小学校6年生理科校外学習: 地層観察と化石採集

2.活動日時・場所
2019年 9月 12日(木) 10:00 ~ 14:00   
埼玉県小鹿野町ようばけ

3.参加人数
成蹊小学校6年生、小学校教諭5名、成蹊大学学生12名、大学教員 1名

4.活動内容
成蹊小学校6年生理科校外学習: 地層観察と化石採集が、2019年9月12日木曜日に実施されました。前日の雷雨が嘘のようなさわやかな晴天のもと、国指定天然記念物に指定されている埼玉県小鹿野町ようばけで地層の観察、川原の石の採集と化石採集を行いました。本年度は、成蹊大学理工学部地学実験の受講生が、前日の夜からリハーサルを重ねた上で、地層の観察や川原の石の見分け方についてお話をしました。大学生のみなさんの熱意のある指導に、小学生の参加者もいっしょうけんめい耳を傾けてくれました。今年は、台風や雷雨などで川原の化石が例年よりも少ない状態でしたが、それでもたくさんの化石を見つけることができました。
また、ようばけの地層は、ジオパーク秩父のジオサイトに指定されており、この場所で成蹊学園の小学校と大学の連携活動を行うことができたことは、意味のあることと考えられます。

5.成果と課題
本年度は、成蹊小学校の理科校外実習と成蹊大学理工学部集中講義の日程が偶然一致したために、理科教員志望の大学生によるレクチャーを実施した。大学生が自分たちなりに方法を工夫していたので、小学生もそれに応えて一生懸命勉強をしてくれていた。教員志望の大学生にとっては、実際に子どもたちに自分の力で伝えるという貴重な経験をさせて頂き、教育実習等の準備として高い教育効果があったと考えられる。
今後は、このような形で小学校と大学の連携が、定期的に行えるような体制を試行していく必要がある思われる。

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