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【報告】小中学生のための「雲の教室」 雲から読みとく空の不思議~きれいな雲図鑑を作ってみよう~

担当者所属:成蹊大学理工学部・教職課程センター
担当者名:宮下 敦

1.タイトル
三鷹ネットワーク大学・成蹊学園サステナビリティ教育研究センター共催
小中学生のための「雲の教室」 雲から読みとく空の不思議~きれいな雲図鑑を作ってみよう~

2.活動日時・場所
2019年12月 22日(日) 10:00 ~ 11:40   
三鷹ネットワーク大学教室

3.参加人数
19名 (三鷹市内の小学生10名、保護者9名)

4.活動内容
 成蹊学園サステナビリティ教育研究センターの地域連携事業として、特定非営利活動法人・三鷹ネットワーク大学との共催で、「雲から読みとく空の不思議~きれいな雲図鑑を作ってみよう~」(https://www.mitaka-univ.org/kouza/C1954200?fbclid=IwAR0Uff1dd-GN89aBQzkZj8cBGmO3FxZg4_drZ1xQJ_28OUSQBfK7GlsnJPs)を実施しました。対象は三鷹市内の小学校4年生と5年生9組で、保護者の方も含めて19名の参加がありました。参加にあたっては、デジタルカメラやスマートフォンなどの撮影機材の持参をお願いしました。当日は、デジタルカメラの仕組みの説明や観察と合わせて、100円均一店で市販されているスマートフォン用の広角・マクロレンズに偏光フィルターを入れて改造したり、カメラに合わせた偏光フィルターを自作したりする工作をして頂きました。作成した機材は講座にご参加頂いた記念として、お土産になりました。太陽の方角を念頭において、偏光フィルターを使って撮影をすると、空の青さをより強調した雲写真をとることができます。講座の後半では、実験を交えて雲ができる仕組みを考えた上で、実際に屋外で雲の観察と、自作した偏光フィルターを使ってのテスト撮像をしてみました。あいにく天気が下り坂で、青空の撮影はできませんでしたが、雲の種類を見分けたり、撮影体験をしたり、といった活動をして頂けました。受講して頂いた小学生のかたからは、実験や工作があって楽しかった、これからも雲の写真を撮ってみたい、という感想が寄せられました。

5.成果と課題
成蹊学園と三鷹ネットワーク大学との連携については、昨年度から地域連携事業の相談をしてきましたが、第一弾としての講座が実現できました。三鷹ネットワーク大学としても小学生中心の講座は初めてということで、いろいろと難しい点もありましたが、様々なご協力を頂いて実施することができました。小学生対象でしたので、45分×2回という時間設定をしましたが、工作なども含めたので、少し早送りになってしまい、もう少しゆっくり話を聞きたかったというご意見を頂きましたので、課題としたいと思います。今後は、成蹊学園が持つESDの経験を軸として、地域連携を深めていく方向で検討したいと考えています。

液晶画面がRGBで表示されていることを観察

偏光フィルターの効果をPC画面で確認