■主催
成蹊大学アジア太平洋研究センター

■開催日:
2020年12月19日(土)※

■時間:
10:00~11:30
■会場:
オンライン
■ライブ配信参加者数(申込者数):  
178名(364名)
■録画配信期間:
2020年12月19日(土)~12月25日(金)
■録画配信視聴者数(申込者数):   
177名(201名)

■講演者:
板橋拓己 (成蹊大学法学部教授)

■司会:
高安健将 (成蹊大学法学部教授・アジア太平洋研究センター所長)

 近年、欧米を中心に「ポピュリズム」と呼ばれる現象が顕著となり、これが現代政治のキーワードとなっています。
このオンライン講演会では、そのような欧米の現象や政治学における知見の蓄積をもとに、ポピュリズムの何が問題なのかを、参加者とともに考えるきっかけにするという趣旨で開催されました。
 講演において、板橋拓己・成蹊大学法学部教授からは、民主主義が必ずしも完全に上手くいっているわけではない現代において、「人民の自己統治」という理想を掲げたポピュリズムが民主主義を危険に晒していることをお話いただきました。講演後に行われた質疑応答では、日本の政治にもポピュリズムは見られるのかを問う質問が多数寄せられました。板橋教授は、日本の政治がポピュリズムか否かということよりも、ポピュリズムの構成要素を分解して考え、それが日本の政治にとってどのような意味を持つのか考えることが重要であることをご指摘いただきました。講演会を通して、ポピュリズムの問題点を踏まえ、現在とこれからの世界や日本の政治について考え続けることの必要性を皆で共有し、本イベントは幕を閉じました。


ご参加いただきました視聴者のみなさまには感謝申し上げます。

記事掲載『CAPS Newsletter No.150』


※本イベントは、2020年2月29日(土)の開催予定でしたが、
新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大に伴い開催延期となり、
オンラインで開催いたしました。

  (左)高安教授  (右)板橋教授