■公開日:
2022年9月28日(水)~2023年2月28日(火)
■会場:
オンライン
■主催:
成蹊大学アジア太平洋研究センター

■登録者数:442名

  PV数:1092回

■出演者■(敬称略)

講演

成蹊大学理工学部教授・成蹊学園サステナビリティ教育研究センター副所長 宮下 敦

成蹊大学経済学部教授・学長補佐・成蹊学園サステナビリティ教育研究センター所員 財城 真寿美

司会者

成蹊大学法学部教授・アジア太平洋研究センター所長 高安 健将

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成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS)企画の本オンライン講演会は、2022年9月28日から2023年2月28日までオンデマンドで配信されました。講演会はCAPS所長で成蹊大学法学部の高安健将教授が聞き手となり、同大学理工学の宮下敦教授、おなじく同大学経済学部の財城真寿美教授から、「東京の気候変動」というテーマに即してご講演をいただく形で進行しました。

宮下教授からは、成蹊学園内にある「成蹊気象観測所」の活動やその起源についてご紹介いただいたうえで、そこで収集されるデータがどのように現代の東京の気象の解析に役立てられているかについてお話しいただきました。また、財城教授からは江戸時代の江戸の気象について、温度計の普及していない当時の気象を、「日記」を分析データとして用いる研究手法や、その分析結果についてお話しいただきました。

近年、日本でも台風や豪雨による水害が毎年のように人びとに深刻な被害をもたらしています。気候変動に対する人びとの関心はますます高まっていますが、その意味でも、今回のオンライン企画「東京の気候変動」は、現代の状況に即した意義ある企画であったといえるでしょう。講演で紹介された成蹊学園での気象観測データや江戸時代の日記の活用事例には、日々の変化を堅実に「記録する」ことの大切さが端的に示されているのではないでしょうか。今回のCAPS企画も、実りあるものとして幕を閉じました。

CAPSポストドクター 鄭 康烈)


記事掲載『
CAPS Newsletter No.158』予定

配信画像より:(上段左)宮下教授(上段右)財城教授
(下段)高安所長