図書館案内

図書館長からのメッセージ

館長

西村 美香

法学部教授。専門は行政学、特に公務員制度。担当する授業科目は、現代日本の行政、行政学、演習Ⅱ~Ⅳなど。学内では法学部政治学科主任、大学評議員を歴任。現在、学外では内閣府再就職等監視委員会委員、東京都労働委員会公益委員、総務省定員管理研究会委員(座長)、参議院職員倫理審査会委員および参議院職員公平委員会委員など各種委員を務めている。

伝統と響き合う、
近未来的デザインの情報図書館

成蹊大学情報図書館は、成蹊学園創立100周年記念事業の一環として、2006年9月に開設されました。ガラス張りの中にキノコのようなフォルムが見える近未来的なデザインと、キャンパス内の伝統ある建物ともマッチしたレンガ調タイルが特徴的な外観は、本学キャンパス内でも一際目を引く存在です。設計したのは、小学校から高等学校まで12年間を成蹊学園で過ごし、建築界のノーベル賞ともいわれるプリツカー賞を2014年に受賞した建築家・坂茂氏です。情報図書館は、2008年度グッドデザイン賞を受賞し、2020年にはニューズウィーク誌の「世界で最も革新的な図書館」第8位に選出され、ドラマ撮影にも度々使われています。外観の斬新さだけでなく、東日本大震災のような大地震に対する耐震性も優れています。

幅広い蔵書・デジタルコンテンツと
貴重なコレクション

情報図書館は約55万冊収蔵できる開架書架を各階に配置し、目的なくぶらりと周るだけでも、知的好奇心を掻き立てられます。5分程度で出納できる自動書庫にも最大72万冊収蔵可能で、開架と合わせて130万冊近くの蔵書を、さほど時間を要することなく利用できます。  また、古典籍から現代のエンターテインメントまで、貴重なコレクションを数多く所蔵し、その公開に努めています。初代学長で英米法学者・高柳賢三旧蔵資料の「高柳文庫」、明治初期の啓蒙思想家・中村正直の旧蔵書(洋書中心)「中村正直文庫」、日本を代表する政治学者・岡義武旧蔵資料の「岡文庫」、藤井秋夫旧蔵の演劇関連の洋書を集めた「藤井文庫」、16〜18世紀のフランス哲学・神学思想及び文学に関する文献を中心とした「ピエール・ベール研究コレクション」などがあります。個人蔵書家からの寄贈を中心に幅広く収集している「ミステリSFコレクション」もあり、文学的に貴重な小栗虫太郎の草稿や創作ノートといった未公開資料も含まれています。  「情報」図書館という名称通り、デジタル資料やデータベース等のデジタルコンテンツを積極的に受け入れ、コロナ禍を経て、データベースや電子ジャーナルへの学外からのアクセス、貸出延長や予約など各種利用手続きの非来館型サービスも充実させています。貴重資料の電子化にも取り組み、竹取物語(古活字版・奈良絵本版)やアリストファネス喜劇集(インキュナブラ)などを一部WEBで公開し、学外への貢献にも力を入れています。

緑蔭堂文庫の理念を引き継ぐ
「知の拠点」

情報図書館2階への外部階段を上った入口左手に、「緑蔭堂文庫」の額(レプリカ)が置かれています。緑蔭堂文庫は旧制成蹊高校の図書館として1938年に開設され、当時理事長だった岩崎小弥太が自作の句集『巨陶集』の中の「緑蔭清風筧の音のありところ」から名付けました。「青葉の茂った木陰で清らかな風を感じながら読書することができる最適な場所」という意味です。その理念は、時代による変化を踏まえながら、現在の情報図書館にも引き継がれています。  そのことを最もわかりやすく体現しているのが大きな吹き抜けの「アトリウム」です。開放感あふれる閲覧スペース「アトリウム」は、新着図書や就活応援図書、各種イベント企画の展示など、気軽に蔵書に親しめる空間となっているだけでなく、ガラス張りの壁を通してキャンパス内の緑を楽しむことができ、図書館内に居ながら季節の移り変わりを感じることができます。  「アトリウム」内にそびえ立つ5つの球体型グループ閲覧室「プラネット」は、ゼミやグループでのディスカッションに利用されています。各階の書架を取り巻くように配置された「クリスタルキャレル」は全266席ある個室閲覧室で、各部屋に電源・照明があります。図書の閲覧だけでなく、パソコンを持ち込んでレポートや論文の執筆、試験勉強に使われています。様々なタイプの机があり、お気に入りの空間で、時にキャンパスの木々を眺めながら、一人静かに思索にふけることもできます。その他、館内にある映画や貴重な映像等を視聴できる「メディアルーム」もあります。図書館の利用者エリアの全域でWi-Fiが利用可能です。  図書館入口前には、飲食しながら歓談できる「リフレッシュエリア」があり、中に入ると「アトリウム」「プラネット」で仲間との知的交流を楽しみ、「クリスタルキャレル」で一人静かに学ぶ。全館一律の静寂を原則とせず、エリアを移ることで徐々に静かな環境となるよう配慮されています。情報図書館は、様々なスタイルで書物や情報を提供するだけでなく、書物・情報と人、あるいは人と人とを繋ぐ交流の場となること、まさに青葉の茂った木陰で清らかな風を感じるような心地よい場所として、新しい知を創造する拠点となることを目指しています。

成蹊大学図書館

TEL:0422-37-3545

Email:lib@jim.seikei.ac.jp

お問い合わせはなるべく Email でお願いいたします

〒180-8633 東京都武蔵野市吉祥寺北町3-3-1

開館カレンダー