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「ESD成蹊フォーラム2018 武蔵野の自然と成蹊の学び」を開催しました

成蹊学園では、4月1日に成蹊学園サステナビリティ教育研究センターを開設し、その開設記念式典を含め「ESD成蹊フォーラム2018 武蔵野の自然と成蹊の学び」を大学6号館3階にて開催しました。このフォーラムは、成蹊学園の一貫教育およびESD活動の発表の場の一つとして、2016年度から開催しており、今年は3回目となります。

第1部では、開設記念式典として、亀嶋学園長から開設のご挨拶があり、続いて池上センター所長から設置の趣旨説明を行った後、立教大学ESD研究所長の阿部治先生から祝辞をいただきました。また文部科学省国際統括官(日本ユネスコ国内委員会事務総長)川端和明氏から届いた祝辞の紹介がありました。そして、センター開設記念として、2月に在校生から募集したセンターのロゴマーク、キャラクターデザインの最優秀賞、優秀賞受賞者の表彰を行いました。

第2部では、「持続可能な社会づくりのための成蹊の学び」と題し、各学校からの報告を行いました。小学校からは野菜栽培の授業について、中学校からは2年生の夏の学校活動報告について、高等学校からは国際交流団体「Seikei International Alliance」による留学生支援について、大学からは学生ボランティア本部「Uni.」による近隣の公園などでの清掃活動について、そして最後に学園が取り組むケヤキ並木の持続的維持管理について、教員、職員、生徒たちがそれぞれの立場から取り組むESD活動についてプレゼンテーションをしました。

第3部では、『持続可能な社会実現に向けた南極・北極の観測研究の意義』をテーマに、講師に国立極地研究所長の中村卓司先生をお招きし、極地研究の立場から、温暖化の現状と今後の気候変動について、わかりやすくご講演いただきました。

当日は、約150名という多くの方々にご来場いただき、ご参加いただいた皆さんは、活動報告や講演に熱心に耳を傾けていらっしゃいました。また、ロゴマーク、キャラクターデザインの表彰では、受賞者にあたたかい拍手が送られました。