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【報告】地球温暖化とわたしたちの未来

担当者所属:成蹊大学理工学部・教職課程センター、成蹊学園サステナビリティ教育研究センター客員フェロー
担当者名:宮下 敦、岩谷 忠幸      

1.タイトル
「地球温暖化とわたしたちの未来」実施報告

2.活動日時(または期間)・場所
2019年 9月 21日(土) 10:00 ~ 12:00   
成蹊大学6号館5階502教室

3.参加人数
武蔵野市内小学生9名、成蹊小学校小学生3、成蹊大学生1名、保護者10名、見学者・カメラマン4名

4.活動内容
第一回の地球温暖化とわたしたちの未来(主催: 成蹊学園サステナビリティ教育研究センター、共催: 武蔵野市教育委員会、 NPO法人気象キャスターネットワーク)が開催されました。この活動は、武蔵野市内小学生と成蹊小学生を対象とするもので、当日は12名の小学生の皆さんが集まってくれました。講師として、NPO法人気象キャスターネットワークの川崎亜有子さん(気象予報士・防災士・むさしのFMアナウンサー)をお招きし、地球温暖化の最前線についての授業と楽しい模擬実験、それに引き続き「温暖化と未来を予測する年表」づくりに基づいて対策についてグループワークを行いました。前半では、地球温暖化の状況とその予測についての最新の情報の提供と、地球温暖化による海面上昇や、地球温暖化の原因物質の1つである二酸化炭素の海水吸収による海の酸性化についての模擬実験を行い、その影響を確認しました。後半のグループワークでは、地球温暖化の進行を遅らせることができる対策として、「二酸化炭素分子を1つずつ壊すナノテクノロジーの銃を作る」、や「二酸化炭素を宇宙に運んですてる」など、斬新なアイデアがたくさん出されました。
 アンケートでは、ほとんどの参加者が「とても楽しかった」と答えてくれました。「未来の天気予報が面白かった」「他の学校の人とたくさん交流できた」「いろいろな実験ができた」という感想がありました。

5.成果と課題
本来は中学校で実施する教材を小学生向けに授業して頂いたが、関心の高い参加者の集まりだったためか、難しすぎるということはなかったようである。
 地球温暖化問題に関する教育は、成蹊学園サステナビリティ教育研究センターにおけるESDの中心的な課題の一つであり、共催になって頂いた武蔵野市教育委員会との活動はユネスコが推奨する地域連携事業でもあるので、その第一歩をしるすことができた意義は大きいと考えている。
 周知期間が短く、小学校の夏休みにあたってしまったのが主な原因で、せっかくの充実したプログラムが少人数になってしまったのは残念であり、次回は立ち上げを早くして十分な広報ができるようにしたい。

    地球温暖化の最新知識の授業

    会場の様子 保護者のかたも参観

   温暖化による海面上昇の模擬実験

    海洋の二酸化炭素吸収の模擬実験

大学生の助言のもと、温暖化対策のアイデアを出し合う

  温暖化対策アイデアの発表フリップ作り