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【報告】武蔵野市教育委員会主催土曜学校「サイエンスクラブ」化石採集講師

担当者所属:教職課程 / 理工学部
担当者名:宮下 敦     

1.タイトル
武蔵野市教育委員会主催土曜学校「サイエンスクラブ」化石採集講師

2.活動日時・場所
2019年 6月 29日(土) 7:15 - 16:00 ・千葉県印西町大森

3.参加人数
小学生31名、引率教員 5名、事務局3名

4.活動内容
武蔵野市教育委員会主催・土曜学校サイエンスクラブの活動の一環として、2019年6月29日(土)に、千葉県印西町大森で化石採集が行われ、この講師として参加した。梅雨時であることもあって、当日は小雨が降り続く天気になってしまったが、小学生の皆さんの学習意欲はとても強く、熱心に化石採集に取り組んでいた。
講師としては、
・地球の歴史の長さを直観的に感じてもらう。
・地球の環境変化に伴って、現在は陸上でも海の生物の化石が見つかること。
・化石の持っている意味について考えてもらうこと。
・化石の種類が地層毎に違ってくること。
・貝化石を形から鑑定すること。
などを説明して、科学的に考えてもらえるようにサポートすることを心掛けた。
予定を変更して午前中のみの活動になったが、採集後に集めた化石を見せ合う活動などを通じて、1つの露頭からたくさんの種類が得られたことが分かった。

5.成果と課題
活動後のアンケート調査からは、80%以上の参加者が「楽しかった」「まあ楽しかった」という回答であった。採集した標本は、次週のサイエンスクラブで低融点金属を用いたレプリカ作成を行うとのことで、単に採集しただけということではない工夫がなされていた。
アンケートの評価がやや低い参加者は、雨で採集が短縮されてたことが主な理由となっているので、梅雨時を避けた日程の工夫の余地があると考えられる。
今回、講師として初めて参加したが、武蔵野市内の小学校の先生方や理科指導員の先生がたと、情報交換ができたことも収穫であった。今回は、いつもご指導をされている講師のかたのご都合がつかなかったために、急遽参加することになったが、機会があれば、またお手伝いをしたいと考えている。

地層の前で採集方法の説明

バス車内での説明の様子
(画像は武蔵野市教育委員会ご提供)

   化石採集中
雨の中がんばりました

とった化石を見せ合います
大きいのをねらう人や種類をたくさん集めたい人など様々