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「ESD成蹊フォーラム2023 武蔵野の自然と成蹊の学び」を開催しました

成蹊学園サステナビリティ教育研究センターは、4月2日に「ESD成蹊フォーラム2023 武蔵野の自然と成蹊の学び」を成蹊大学6号館にて開催しました。このフォーラムは、成蹊学園の一貫連携教育およびESD活動の発表の場の一つとして、2016年度から開催しており、7回目となる今回は4年ぶりに本学会場での開催となりました。

「持続可能な社会づくりのための成蹊の学び」と題した第1部では、始めにサステナビリティ大賞の表彰式を行いました。この賞は成蹊学園の学生・生徒・児童を対象に環境活動、異文化間の交流、地域コミュニティでの取り組みなど、優れた持続可能な将来を視野に入れた活動(将来・未来へつながる学びや活動)を表彰するものです。一般部門・環境地図部門合わせて、サステナビリティ大賞7件、所長賞6件、ERCS(エルクス)賞5件を表彰し、受賞者に温かい拍手が送られました。

続いて、各学校・団体からESD活動の実践報告が行われました。
小学校:SDGsが掲げる目標に対応した成蹊小学校での取り組み~理科の切り口から
中学校:特別研究グループ「ユネスコスクール」の活動
高等学校:生徒会スクール・ダイバーシティ「成蹊バリアフリーチェック」
大学:RootSeikeiの活動のひとつであるフードパントリーの活動報告~食のセーフティネット路線から~
けやき循環プロジェクト:つながる~未来に向かって進むけやき循環プロジェクト1年間の取り組み~

第2部では、講師に青山学院大学地球社会共生学部教授の古橋大地さんをお招きし、「みんなで作る持続可能な世界地図とは?〜災害ドローン救援隊 DRONEBIRD が目指す未来〜」というテーマで、最先端のドローン技術、ドローンを使って被災地の状況を地図上に反映し人命救助や支援活動のサポートを行う取り組みなどについて、分かりやすくご講演いただきました。

第3部は、古橋教授のご指導による「ドローン操縦体験」です。事前に申し込みをした30名の方が、3名ずつのグループに分かれリレー形式で小型のドローンを飛ばしました。小さい子供たちも上手にドローンを操縦し、体験の機会を楽しんでいました。

会場前には、大型の固定翼式ドローンやダジックアース(球形のスクリーンにPCプロジェクタで地球や惑星を投影したもの)、サステナビリティ大賞を受賞した活動の展示もし、約130名という多くの方々にご来場いただきました。