日比野啓文学部教授著『「喜劇」の誕生― 評伝・曾我廼家五郎』が、第51回大佛次郎賞(朝日新聞社主催)を受賞いたしました。
受賞記念の講演会をYouTubeで公開いたします。
元内務省幹部で貴族院議員だった松本学の日記を手がかりに、戦時下においてエリート官僚たちが「文化工作」を通じて戦意の高揚や国威の発揚を図り、喜劇王・曾我廼家五郎をはじめとする演劇・芸能関係者に積極的に働きかけた実態を明らかにします。ただしその試みは、単なる粗雑な復古主義とは異なる側面を持っていました。
■□講演者□■
日比野 啓 文学部教授
■□司会□■
永野 護 経済学部教授
■□公開日□■
2025年9月1日~2026年8月31日(オンデマンド配信)
■□視聴方法□■
YouTubeアジア太平洋研究センターチャンネル配信。以下の視聴用URLへアクセスし、ご視聴ください。
https://www.youtube.com/@caps_official
※本オンライン講演会の映像の録画、音声の録音、またそれらのインターネットへの共有は固くお断りいたします。
【 講演者のプロフィール】

日比野 啓:成蹊大学文学部教授
専門:演劇学。東京大学大学院、ニューヨーク市立大学大学院修了。単著『「喜劇」の誕生』(白水社)、『アメリカン・ミュージカルとその時代』(青土社)、『三島の子どもたち」と日本の戦後演劇』(白水社)、共編著Music in the Making of Modern Japan (Palgrave Macmillan)、『戦後ミュージカルの展開』(森話社)、訳書マイク・デイヴィス『要塞都市LA』等。