■公開日:
2021年7月1日(木)~2021年9月30日(木)
■会場:
オンライン
■主催:
成蹊大学アジア太平洋研究センター

■登録者数:482名 PV数:1668回(第1部1304回・第2部364回 10月1日現在)

■出演者■ (敬称略)
出演者詳細はこちら 

東京大学・青山学院大学名誉教授 渡邉 昭夫(『戦後日本の宰相たち』編著者)
朝日新聞編集委員 秋山 訓子
上智大学総合グローバル学部教授 宮城 大蔵(『平成の宰相たち:指導者16人の肖像』編著者)

司会者:
成蹊大学法学部教授・CAPS所長 高安 健将

本企画では平成という時代を一区切りとして、この30年間に登場した日本の総理大臣について講演が行われました。まず渡邉昭夫東京大学・青山学院大学名誉教授より、主に宮澤喜一について、池田勇人や大平正芳らと比較しながら論じられました。次に秋山訓子朝日新聞編集委員からは、実際の取材経験に基づいて、橋本龍太郎、小渕恵三、小泉純一郎、野田佳彦、安倍晋三について、その人柄の印象などが語られました。宮城大蔵上智大学教授は平成という時代を日本政治史およびアジア太平洋をめぐる国際関係に位置付け、その特徴について説明くださいました。

55年体制の終焉から二度の非自民政権成立、そして安倍長期政権からなる平成という時代の特色が浮き彫りになていきました。それは「激動と模索」という表現に象徴されるのかもしれません。ディスカッションも白熱し、全体で約2時間にわたる本講演会は多くの方々に視聴いただけました。令和のあるべき日本政治を考える上でも重要な会となりました。CAPS主任研究員 小松寛)


記事掲載『
CAPS Newsletter No.153予定

上左/渡邉昭夫氏 上右/宮城 大蔵氏
左下/秋山 訓子氏 右下/高安 健将所長