■公開日:
2021年6月1日(火)~2021年8月31日(火)
■会場:
オンライン
■主催:
成蹊大学アジア太平洋研究センター
朝日新聞社国際報道部後援
■登録者数:512名 PV数:1005回

■出演者■(敬称略)
出演者詳細はこちら 

朝日新聞サンパウロ支局長兼ハバナ支局長 岡田 玄
一橋大学社会学部専任講師(元成蹊大学CAPS ポスト・ドクター) 飯尾 真貴子
成蹊大学法学部教授(CAPS所長)  高安 健将

本企画は昨年度開催された「コロナ時代の世界」の続編でした。今回は岡田玄氏(朝日新聞サンパウロ支局長兼ハバナ支局長)よりブラジルのコロナ感染状況とその対策、そしてブラジル社会の課題などについて現地からご講演いただきました。また、議論には飯尾真貴子氏(一橋大学専任講師)が参加くださいました。

講演はブラジルにおける新型コロナの流行状況から始まり、今日のブラジル社会および政治経済の問題、「ブラジルのトランプ」とも呼ばれたボルソナーロ大統領が登場した背景とそのコロナ対策、そして最後には先住民族や気候変動問題までを含めた幅広い議論がなされました。

新型コロナの感染拡大は既存の政治的対立や社会的矛盾を更に大きくさせますが、これはブラジルにおいても例外ではありません。そしてコロナは中長期的には教育そして生命の問題である、しかしそれでも「ブラジルらしさ」は失われないだろうという指摘も印象的でした。(CAPS主任研究員 小松寛)


記事掲載『
CAPS Newsletter No.152』

(上左)岡田氏 (下)飯尾氏 (上右)高安所長