■開催日時
2024年7月27日(土)13:30~16:00
■会場
4号館ホール
■主催
成蹊大学アジア太平洋研究センター
■参加者数
305名
■出演者(登壇順)
佐藤 清隆 氏:横浜国立大学国際社会科学研究院教授
チェ・ジンホ 氏 :AMRO(ASEAN+3 Macroeconomic Research Office)主席エコノミスト
立石 宗一郎 氏: ㈱日本総合研究所マクロ経済研究センター研究員
■司会者
永野 護:成蹊大学経済学部教授/アジア太平洋研究センター所長/成蹊大学リーディングリサーチャー
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2024年7月27日に成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS)主催講演会「円の実力:1㌦100円時代は再び訪れるのか?」が4号館ホールで開催されました。猛暑にもかかわらず305名の方にご来場いただきました。
本講演会は永野護所長が司会を務め、佐藤清隆氏(横浜国立大学国際社会科学研究院教授)、チェ・ジンホ氏(AMRO主席エコノミスト)、立石宗一郎氏(㈱日本総合研究所マクロ経済研究センター研究員)の3名にご講演いただきました(チェ氏はシンガポールからのオンライン参加)。
歴史的な円安の進行により、日本円の実質価値は1970年代の水準にまで低下していると言われており、これに対して「円の実力」が低下したと報じる新聞もあります。佐藤教授は今の円安について様々な要因を検討した上で、「円の実力」が低下したのではなく、「日本経済の実力」が低下したとまとめました。チェ主席エコノミストは、なぜ今円安なのか、それが日本経済においていかなる意味を持つのかについて説明されました。立石研究員には、今後のドル円相場に対する短期的な展望についてお話いただきました。
今回の講演会を通じて、1970年代と現在における円安の意味の違い、そして円の価値のみならず今後の日本経済の展望へとつながる、大変貴重なお話を聴くことができました。
(CAPSポスト・ドクター 韓 相一)
記事掲載『CAPS Newsletter No.164』予定
(シンガポールよりZOOMにてご講演)
