学生の皆様

For Students

内定者インタビュー

Career Support

将来を見据えて、どのように学びに向き合いましたか。

見事に内定を勝ち取った学生に、自身の大学生活と就職活動を振り返ってもらいました。


「誰かの成長や挑戦を応援したい」そんな思いを軸に就職活動。
データ分析で培った論理的思考力が強みになりました

1年次

大学進学は「文系学科・理系学科の選択」に始まり、「大学で何を学びたいか」というテーマにとても悩みました。そこで、経済学と経営学の両方を学べて、さまざまな授業を受けてから自分の専門分野を決められる(※1)成蹊大学へ入学しました。1年次は経済学・会計学・経営学、それぞれの基本となるコア科目を学びました。これらは2年次以降に積み上げる知識の礎となり、その後の体系的な学びにつながっていきました。

(※1)旧カリキュラム(2019年度入学者まで)の特徴ですが、現在のカリキュラムでは「副専攻制度」によって、様々な専門的知識を体系的に学修することができます。例えば、経済学部の学生が「経営学副専攻」によって、経営学を系統的なまとまりをもって学修することができます。

2年次

コロナ禍で時間に余裕ができたのをきっかけに、自分を見つめ直す時間や、資格取得のために勉強する時間も十分に確保できました。「就職活動のために」という気持ちは特になかったのですが、簿記2級取得とTOEIC750点獲得を目標に掲げて勉強していました。これは後々、自分の努力の仕方やモチベーションの保ち方のスタイルを確立させるのに役立つ経験になりました。

3年次

「自らのアイディアや提案で顧客の成長や挑戦を応援できる」を軸に掲げて就職活動を行い、全体を通して約30社のインターンシップに参加しました。志望するコンサルティングファーム(企業が抱える課題を解決に導いていく企業)や外資企業は本選考の時期が早いため、友人がインターンシップの合格を喜んでいる横で、本選考の落選メールを受け取ることもあり、焦る時期もありました。キャリア支援センターでは、模擬面接などの選考対策はもちろん、「『自分の軸』を実現できる業界」「最終的な入社先を決める観点」などの悩みにもアドバイスと支援をいただきました。

4年次

内定をいただき、就職活動は終了。現在は、TOEICのスコアアップや金融系の資格取得を目指しています。卒業研究では、1968年以降の日本のヒット曲の歌詞における感情極性(肯定的か否定的か、あるいは 中立的かといった情報)と景気循環との関係を、テキストマイニングと時系列解析を使って分析しました。その年の流行曲は、歌詞に使われる言葉にポジティブな傾向があるか、ネガティブな傾向があるか、言語学研究者のデータベースを基にまずスコアを算出します。そして、そのスコアがGDPや景気動向指数とどのように相関するのか、景気の変動とヒット曲の歌詞との間に因果関係があるのかを考察しました。

MyEpisode

就職活動の経験を後輩たちに伝えることがモチベーションアップにもつながりました

内定後、キャリア支援センターからの依頼で、コンサルティング業界志望の後輩の相談に応じたり、3年生向けのイベントに登壇したりしました。そのおかげで、自身のキャリア観がブラッシュアップされ、働くことがますます楽しみになりました。相手のニーズに応じた言葉をかけることや、大勢に向けて話をすることは、今までの学生生活であまり経験していなかったため、大変刺激になりました。同時に、私のように就職活動に悩む後輩を微力ながら手助けできたことを嬉しく感じています。

PCスキルと同様に「論理的に考える力」を

私は今でも、頭の中で考えていることを整理する時には、紙に手書きをします。手で書いたほうが頭に入りやすいからです。大学ではパソコンを駆使したデータ分析やプログラミングを学習しました。しかし、そのようなハードスキルを使ったり学習したりするときに役立ったのは、試行錯誤する力や論理的に考える力などのソフトスキルだと思っています。社会に出てからも勉強の連続になると思いますが、在学中に身に付けた知識を吸収する土台を活かし、更に伸ばしていきたいです。

今までのアルバイトや課外活動の経験を通し、私が本質的に楽しみ・やりがいを見出すのは、プレイヤーとしてではなく、サポーターとして「誰かの成長や挑戦を応援する」ことかもしれないと気づきました。コンサルタントとしてクライアント企業を支援することはもちろん、一緒に働く仲間など周りの人に対しても寄り添えるよう、努力をしていきたいと思います。

「どこへ就職するか」ではなく「そこで何をするか」が重要。今後数十年続くキャリアを じっくり考えてみよう!

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※内容は取材当時のものです。