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現行製品の長所も見据えつつリサイクルが容易な製品を目指しました
台車の上にカバーをつけたようなラダーフレームは、現在主流になっているモノコックボディと異なり、部分的に交換することで再利用が可能です。またモノコックよりも製造が比較的易しく、耐久性でも上回ります。メンテナンス性も高いので、現在問題になっている整備士不足という現場の課題の解決にもなるのではないかと考えました。ただしラダーフレームは車両重量や材料コスト面ではモノコックに劣ります。現行のラダーフレームをモデルに、最適な形状をパソコンに計算させ、最後に安全評価をしてモノコックボディ並みの剛性を維持した「いいとこ取り」のフレームを作る、といった研究に取り組んでいました。

何度も改良を加えながら3Dプリンターで製作したラダーフレーム
物事を多方向から考察することの大切さ
大学での、さまざまな趣味嗜好をもつ人々との出会いのおかげで、一つの物事に対して多方向から考察できるようになったと感じています。また就職活動を通じて、もともと好きだった「自動車」に対しても、多様な考え方を知ることができました。「クルマは人が使うもの、人がいいと感じることができなければ製品ではない」その思いを忘れず、常にユーザー目線に立って開発に従事したいです。将来は自分がチーフエンジニアになって、魅力的な自動車を世界に送り出したいと思っています。
