七夕の星を探しましょう「夏の大三角」織姫と彦星
もうすぐ7月7日の七夕まつり!笹の葉に、願いを込めて書いた短冊を結んだことがある人も多いかな?
もともと七夕の行事は、現在使われている暦ではなく、太陰太陽暦とよばれる旧暦の7月7日に行われていたんだよ。今でも、地方によっては、伝統行事を旧暦に近い季節に行うところもあって、なかでも8月6日、7日、8日に行われる仙台七夕まつりは有名だね。
お星さまのお祭りである七夕まつりをめいっぱい楽しみたいけれど、梅雨の季節に行われると、七夕の星たちが見えなくなってしまって、少し寂しい気持ちになっちゃうなぁ...。7月7日に七夕まつりを行う地域では、月遅れの8月7日にもう一度、七夕まつりをやるのも楽しいかもしれないね!クスッ
そういえば、織姫(こと座のベガ)、彦星(わし座のアルタイル)は七夕の1年にたった1日だけ、天の川を渡って会うことが許された、というお話は聞いたことあるかな?
この日、たくさんのカササギが羽を広げて、橋をつくって川を渡してくれるという言い伝えもあるんだよ。この橋は、はくちょう座の羽のあたりともいわれているの。そして、カササギは、一生同じつがいの相手と過ごすと言われていて、古くから夫婦円満の象徴とされているよ。七夕のお話にピッタリだね!
織姫の星である「こと座のベガ」と、彦星の星である「わし座のアルタイル」は、私たちからそれぞれ25光年、17光年も離れたところにあるんだって。1光年とは光が1年かけて進む距離のことで、約9兆5千億km。ベガとアルタイルの間の実際の距離は、なんと14.4光年!私たちにとってはすっごく遠い距離だけど、広大な宇宙では案外近くなのかも...!?
ベガとアルタイル、はくちょう座の1等星のデネブの作る三角形は、夏の大三角とよぶよ。七夕の夜、日常を離れていろいろなことを想いながら、一緒に空を見上げてみませんか?
by ERCSちゃん
うれしいとき、たのしいときに「クスッ」と笑う。
参考:
国立天文台のwebページ
https://www.nao.ac.jp/faq/a0309.html
国立科学博物館のwebページ
https://www.kahaku.go.jp/exhibitions/vm/resource/tenmon/space/seiza/seiza05.html

竹&笹
本館・学生ラウンジに設置中!中高敷地内の竹を活用しています。

カラフルな飾り
SDGsの17の目標アイコンとなっています!

短冊に願い事を書いている学生さんたち

ERCSちゃん
センターのマスコットキャラクター。以後お見知りおきを!