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オープンセミナー「ネットワーク最適化と地理情報システムの活用による持続的公共インフラ管理」を開催しました

成蹊学園サステナビリティ教育研究センターは、7月13日に「ネットワーク最適化と地理情報システムの活用による持続的公共インフラ管理 -数理とコンピュータは現実の問題の解決にどのように活用できるか-」を開催しました。講師に、政策研究大学院大学教授で、本センター客員フェローでもある土谷隆先生をお招きし、世の中の諸問題において、数理とコンピュータの力がどのように活用できるかをとてもわかりやすくお話いただきました。

多くの自治体において重要な課題となっている公共インフラの維持・管理を題材として、愛知県豊田市とみよし市での事例に対して行った、地理情報システムと最短絡問題を使ったネットワーク解析や、その基礎となる最短絡問題(指定した地点間の最短経路を求める問題)とその解法をご紹介くださいました。本来なら難しい「線形計画と双対性」については、問題解決における「表の問題」と「裏の問題」という平易な言葉や紐と番号カードで作った手製のネットワークを使って、直感的に分かりやすく教えていただきました。中学生や高校生の参加者も興味深く聞き入っていました。

セミナー終了後も多くの質問があり、参加者同士で議論するなど、非常に有意義なセミナーとなりました。